生駒 忍

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千葉西総合病院医療講演を聴いてきました

きょうは、千葉西総合病院第1230回医療講演を聴きにいってきました。講演タイトルは、「新しい脳梗塞の予防について 最新の頸動脈ステント術」でした。もちろん、「新しいうつ病」のような、昔ながらの脳梗塞とは別ものの「新しい脳梗塞」を予防しようというお話ではなく、FilterWireを使った脳梗塞の予防手術について、成功例を積みあげてきた院長が説明するというものでした。

院長の車が渋滞にあったらしく、やや遅れてのスタートでしたが、会場に姿が現れてからマイクをにぎって講演を始めるまでは、ほんとうに一瞬でした。本題のお話は、ほぼ終了予定時刻で終わりましたが、一般的な健康づくりのお話がすぐ続きました。鶏卵は白身だけ食べるようになったこと、いつも車での移動となるアメリカ生活では太ってしまったことなど、自身のことをまじえながら、検査の重要性を伝えていました。最後に、春に完成予定の新本館を紹介し、ヘリポートをそなえるので自家用ヘリでも来院してもらえるという冗談をそえて締めくくりました。そして、現れた時と同じように、あっという間に姿が見えなくなりました。

就実大学非常勤公募

就実大学が、一般教養の非常勤講師の公募を出しています。

1名ではなく数名程度の募集で、「上記①~⑧うち1科目以上を担当できること」とありますので、最大で8名まで、採用の可能性があると考えてよいでしょうか。それとも、あわせて4科目と数えて、4名まででしょうか。どちらにしても、何人もが採用されそうな、通りやすい公募だと思います。

ただし、応募資格に「岡山市または岡山市周辺地域に居住している者」とあるのが、意外なネックになっています。採用後の居住地について条件をつける公募でしたら、あちこちでよく見かけますが、そうではありません。美人すぎる市議の、といっても八戸市議ではなく、練馬区の方のほうですが、あの一連の騒動が、ふと頭にうかびました。

日心緊急臨時常務理事会の立入禁止決議

きょう、『心理学研究』83巻5号が届きました。新しい名簿や、ICP2016のお知らせなどと合わせて届いたことで、新年らしいにぎやかさが、少し感じられました。

ですが、この号の会報欄を見て、思わずお正月気分を忘れそうになりました。会報は昨年12月付になっていて、なかなかの分量があるのですが、498ページに、「公益社団法人日本心理学会 平成24年度9月12日緊急臨時常務理事会議事録」というものが載っています。常務理事会という平時の存在に、緊急と臨時とが重なるという対比や、平成24年9月12日とはせずに年度で呼ばれているところなども気になりましたが、大事なのは中身です。議題は「第76回大会中の会員の不適切な言動の件」の1本のみで、問題の言動をしたという会員1名に、大会会場への立入禁止を通達するという決議が、全会一致でされたとのことです。この、立入禁止処分を受けた会員はどなたで、どんな不適切発言をされたのでしょうか。ご存じの方がいましたら、ぜひ教えていただきたいと思います。私は、学術イベントにスタッフとしてかかわることが多いので、未然防止や、万が一の場合のすみやかな対処のためにも、知っておけるとよいと考えています。

「クリニカルパス」で出題されていました

秋ごろに買った最速合格!必修看護師国家試験過去問題集 2013年版(秋山明子著、三輪書店)を、今ごろ見ていたら、「基本技術」の第23問に、気になるところがありました。「治療・ケアが疾患別に時系列で示されているのはどれか。」という設問で、「クリニカルパス」が正解なのは、むずかしくないでしょう。ですが、この問題の解説のほうでは、「クリティカルパス」という表記が使われているのです。今年の試験に出た問題ということなのですが、実際にはどちらで出題されていたのでしょうか。

そこで、看護師国家試験ドットコムをのぞいてみました。この設問は、第101回看護師国家試験の午後問題の第18問ということで、選択肢の表記は、「クリニカルパス」でした。

ちなみに、どちらも間違いではないのですが、私には、「クリニカルパス」のほうがしっくりきます。この分野の用語であることがはっきり分かりますし、クリティカルという表現は、どうしても冷たく思われてしまいます。学術団体名も、日本クリニカルパス学会です。もちろん、どちらの用語も使われていますし、現場で単に「パス」と略してしまうのであれば、どちらでも関係のないことです。

『生理心理学と精神生理学』特集号の早期公開

きょう、『生理心理学と精神生理学』30巻1号の早期公開が始まりました。学会の30周年を記念した特集号で、居並ぶ執筆陣の豪華さには、目を見はるものがあります。