生駒 忍

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矢田部達郎の写真画像

矢田部達郎という心理学者は、今日の心理学の教育では、矢田部-ギルフォード性格検査のかたちでおなじみです。いっぽう、心理学の外の世界ですと、森茉莉との関係で知られる人物かもしれません。華麗なる年輪(光文社)でも、森は矢田部の色男ぶりを熱く語っていますし、エッセイにもたびたび登場させたようです。

では、どのような容姿だったのでしょうか。気になって、Google画像検索にあたってみました。しかし、それらしく見える白黒写真は、柳田為正矢田部良吉星幸雄、そして高畠英伍といったところで、ウェブ上にはなかなか出てきていないようです。

サレジオ高等工業専門学校非常勤公募

サレジオ高等工業専門学校が、非常勤講師の公募を出しています。1年間限定のお仕事であると、勤務形態のところにも、着任時期のところにも書かれていますので、更新は期待できそうにありません。

先天性副腎過形成症が正しいです

けんこうリンクという情報誌があります。これは、茨城県総合検診協会が出しているもので、今年度から公益財団法人になったことを機に、情報誌も協会の愛称と同じ名前になりました。

その最新号である第4号の特集は、タンデムマス法による新生児マススクリーニングを取りあげています。先天性代謝異常の新しい検査法(タンデムマス法)についての通知から2年、タンデムマス法によるスクリーニングが、茨城県でも4月から全面導入されますので、これをわかりやすく紹介する記事になっています。

気になったところを2点、挙げておきます。ひとつは、4ページにある表で、その左下のほうに「先天性副腎過形成症糖質代謝異常」という病名らしいものがあります。あまりに長いので、文字を縦長にして収めています。しかし、そのような名前の病気は、聞いたことがありません。「先天性副腎過形成症」とだけ書くべきものの誤記と考えて、まちがいありません。なお、この病気は現行のマススクリーニングの対象ですが、タンデムマス法では検出できませんので、これまでのやり方を併用してあつかうことになります。

もうひとつは、読点がところどころ、コンマになっていることです。この号は、協会会長の新年挨拶と、「Y.Y」という署名のある編集後記をのぞけば、誰が書いているのかがわからず、この特集もそうなのですが、たて書きの文章で、しかもすべてではなく、少しだけコンマを交ぜる書き方は、めずらしいと思います。

江東区社会福祉協議会非常勤職員公募

江東区社会福祉協議会が、非常勤職員の公募を出しています。相談支援を担当する者ばかり、3人を採用するとのことです。月15日の勤務で、基礎報酬が173,600円、有給休暇もつきます。

おぶせミュージアムの開館年のぶれ

長野県の北のほうに、小布施町という自治体があります。ここは、おぶせミュージアム・中島千波館という美術館を持っています。私はまだ、行ったことがありません。

この美術館ができたのは、いつでしょうか。小布施町の公式サイトで確認すると、「平成4年(1992年)10月22日に開館しました。」と書いてあります。公式サイトですし、日付まではっきりと示していますので、これが正しいはずと思われます。ただし、調べてみると、そうでない年を挙げているものも見つかります。長電をはさんで反対側ですが、同じ町内にある文屋というところが出した、ベーシックノート志賀高原を見ると、1991年に開館したことになっています。地元愛に満ちた厚い本なのですが、その175ページの左下に、とても小さな字で出ています。

そういえばと、日本薬学会の創立年についてのお話を、ふと思い出しました。学会誌『ファルマシア』の昨年12月号、1178ページのコラムです。美術館は、学会のような目に見えるかたちを持たないものではありませんので、あのようなことは起こりそうにないのですが、だからこそ、もしそうだったら興味深いと思ったりもします。