生駒 忍

記事一覧

認知科学会お知らせメール末尾の文字化け

日本認知科学会は、大会など学会が直接にかかわる活動のほかに、「認知科学研究に関係する催しや有用な情報などについては,簡単な案内とその情報へのポインターを適宜」として、メールでいろいろなお知らせを届けてきます。実際のところ、簡単な案内とポインタだけになっているといえるかどうかは、意見が分かれるところかもしれませんが、顔の狭い私には、ここで初めて知る情報も多く、ありがたい存在です。

いつも、案内メールの最後には必ず、シグネチャ的なかたちで、正味6行ほどで学会のそういった方針を述べたものがついています。ですが、私の環境が特殊なのかどうかわかりませんが、ことしになってから、その部分だけが文字化けする不調を見かけるようになりました。ほとんどの部分はきちんと読めるのに、そこだけが文字化けしてしまいます。

このメールの通し番号が、1月にリセットされたことと関係があるのかもしれません。初めて起きたのは、1月17日に届いた[jcss-mem 00006]でした。このときは、ほとんどが英語で書かれたメールだったところに何かあるのかもしれないと思いましたが、その次のメールからは戻りましたので、すっかり忘れていました。しばらく空いて、今月5日の[jcss-mem 00037]で、また起こりました。このメールでは、後のほうに書名を英語で列記したところがあって、その中にUnidode制御文字であるU+2028が混じっていたことが気になりました。Unicode Explained(J. K. Korpela著、O'Reilly)によると、これは一般カテゴリ値がZlの、行区切りだそうです。そして、きょうお昼に届いた[jcss-mem 00038]でも、同じ文字化けが起きていました。こちらはざっと見たところ不審な制御文字などは見あたらない、ふつうの日本語の文面で、最後のシグネチャ状のところだけが崩れていました。間を空けずに続きましたので、これはひょっとすると、これ以降のお知らせにはいつも、この文字化けが続くのではないかと、やや心配になりました。ですが、その後の[jcss-mem 00039]、[jcss-mem 00040]、[jcss-mem 00041]は、どれも問題ありませんでした。

もちろん、あの部分だけ読めなくなることが、これからもたびたびくり返されるとしても、私に実害はありません。何を書きたかったのかはわかりますので、復元する方法を知る必要もありません。ただ、原因が何なのかについてだけは、一応関心があります。

二松學舍大学非常勤公募

二松學舍大学が、助手の公募を出しています。原則として、計3名の採用で、それぞれ週2日以上の勤務となるようです。

月刊ダンスビュウ4月号

月刊ダンスビュウ2013年4月号の、まずは表紙に注意をひかれました。タイトルの文字が、大写しの人物写真で一部かくれることは、どこの雑誌でもあることで、ダンスビュウでも毎号恒例となっています。かくれているところも、正しく推測することができて、それはたいてい、わざわざ考えなくても見た瞬間にわかってしまう、心理学で知覚的補完とよばれるはたらきによっています。ですが、この最新号がとてもおもしろいと思ったのは、1文字がすっぽりとかくれていて、もちろんそれを補完して読むこともできるのですが、たとえ補完しなくても、そのまま読むと同じ読みになってくれるからです。「ュ」が抜けると、今度は歴史的かなづかいとして読むことができるのです。さすがに、若い人にはできなかったかもしれませんが、この雑誌の読者層でしたら、そうむずかしいことではなかったのではないかと思います。

それにあわせたわけではなく、たまたまだと思いますが、この号の読者プラザに、「ダンス人口の高齢化」という投書が載っています。若いころにはジルバがはやっていたが、いまは若者がダンスといったらヒップホップのことで、Shall We ダンス?の影響も限りがあり、40代くらいまでの人が入ってこないことをなげくという、この世界ならどこでも言われていて、ひろく共感をよぶ内容です。

なぜ若い人にそっぽを向かれてしまうのでしょうか。10年ほど前には、当時若い人にもある程度人気のあったタレントを集めての、芸能人社交ダンス部という企画が、バラエティ番組の中にありました。その後何回か、単発のスペシャル番組にもなったのですが、もう見かけなくなりました。ヒップホップ系ではないダンスのサークルは、伝統校を中心に、各地の大学に続いています。そこも、学生のだれもがあこがれる人気サークルになってはいないように思います。関心の対象が悪いのでしょうか、それとも、敬遠したくなるような空気があるのでしょうか。ふと、ちょうどこの号の、ある審判員がペンネームで書いたコラム記事を連想しました。その方が前に、その場に居あわせたこととして、大学名は出していませんでしたが、「大学対抗の団体戦で負ければOBが来て、先輩キャプテンは丸坊主!(何んだこのクラブは? その後の展開は省略)。」とありました。桜宮高バスケ部体罰事件のニュースで思いだして書いたのか、現在の各大学のダンスサークルではふつう起こらないことなのか、省略されたところにはもっとむごい事象があったのか、いろいろと気になるところはありましたが、外の世界にしかいない私は、明治大学応援団員自殺事件を思いだして、ついていけない気持ちになりました。

さて、「ダンス人口の高齢化」を書いた梶原浩明という方は、この雑誌を中心に、いつもダンス関係の投稿をされてきています。私の妻は(山本亜矢子作、文芸社)に出てくる梶原浩明のモデルではないと思いますが、まじめできちんとした方であることが、文章からうかがえます。ですが、批判されることもあります。桐生忠太やJutelineと名のっている方が、5年前に掲載されたものについて、「もっともらしげに書かれていますが 実際には役立たない内容ですので」と、きびしい批判をしています。どちらの主張が正しいのかは、門外漢の私には判断がつきません。なお、この批判者の方は、茅原伸幸のシルエット錯視に対して、私の正解として「乱数を用いている」「いわゆる錯視ではありません」「この制作者さんは ボールルーム・ダンスを為さる人」といった、ほかで見かけないユニークな主張をしています。これが正解かどうか、正解でないとしたらどこがどうおかしいのか、興味のある方は考えてみてください。

台東区教育相談員公募

台東区が、非常勤教育相談員の公募を出しています。育休代替のポストのため、11月いっぱいまでのお仕事で、更新や昇給の予定はありません。

2013ITAAの発表申込期限延長告知

8月にグランキューブ大阪で開催される、2013 ITAA International Conference in OSAKAの発表申込期限が、今月31日へと延長されました。

この延長の告知は、トップページでは先月28日付として出されていますが、実際にこの更新がされたのは、きょうの午後です。申込ページについては、英語ページのほうだけ先に対応がされていて、日本語ページの更新は、トップページとほぼ同じころに行われたようです。