生駒 忍

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郷ひろみの熱さと柴田紗希の留学発表と杏のs

きょう、Musicman-NETに、郷ひろみ SUMMER SONICに初出演、会場に集まった1万人と「A CHI CHI A CHI」熱唱という記事が出ました。

「今回夏フェスに参加する上で、自身が常に変化をしたいという想いと、60歳を迎えるにあたり新たなる進化を遂げたいと想いで夏フェスへのチャレンジとなった。」、おかしな文であることはともかくとしても、まさに「A CHI CHI A CHI」で、郷の変わらず熱い姿勢がうかがえます。週刊新潮 1月1日・8日号(新潮社)では、「「郷に入っては郷に従え」の格言はアンドロイドには通用しないとみられる。」と揶揄されましたが、昔から変わらない人の記事で触れた赤の女王のようなもので、たゆみなくアクティブにうごき、変わりつづけることが、あの変わらない存在をつくるのです。もう枯れたかのように、変わる意欲がないことで早々と「中年化」という変化におちいる子どものまま中年化する若者たち(鍋田恭孝著、幻冬舎)の人生観とは、とても対照的です。「自身で選曲を行った、夏フェス仕様全7曲」でも、この中での最新曲であるデンジャラー☆では「人生はそう One Big Game」と、その40年前になるデビュー曲の男の子 女の子では「一度の人生 だいじな時間」と歌います。

それで思い出したのが、柴田紗希オフィシャルブログにきょう出た記事、行動あるのみ!です。今月末から韓国へ留学することを明かし、「人生一度きり! やりたいことを後悔せずに!」と気合いを入れています。冒頭に紹介されたmer 2015年10月号(学研マーケティング)の表紙には、「この秋、今より“半歩先”のわたしになる♪」とありますが、何歩でも先へすすみ、たっぷりと「吸収」できるよう、がんばってください。

それで思い出したのが、HARAJUKU KAWAii!! STYLEにきょう出た記事、青文字女子の“ほっこりオトナ化”計画! mer10月号発売です。「「mer(メル)」10m月号」という表記があり、考えこんでしまいました。もう10月号という先走りしすぎた印象を、じらすことが特徴的なM(桂正和作、集英社)を連想させて、中和したのでしょうか。あるいは、「綴込付録では、総勢24名のスターモデルたちのかわいいのヒミツに完全密着!」とあることと対応させて、modelのmであり、S・M・Lとしてまん中のものを、まん中に入れたのでしょうか。ふと、Amazon.co.jpでとても評価の高い杏のふむふむ(杏著、筑摩書房)の、「五黄の寅さん」のsを思い出しました。

佐野ひなこの逆のスカートと切断された弁護士

きょう、日刊ゲンダイのウェブサイトに、演出ミス? 佐野ひなこ「デスノート」でなぜ酷評されるのか という記事が出ました。

佐野は、「「デスノート」(日本テレビ系)でヒロインの弥海砂を熱演しているが、ファンの間では映画版(06年)で同役を演じた女優・戸田恵梨香(26)と比較され、酷評される憂き目に」とのことです。キャストの一新は、ミュージカルではよくあることですし、10年前にはテレビアニメ版「ドラえもん」の声優一新が話題になりましたが、原作ものの実写化では、荒れがちなパターンです。失敗例として有名なのが、前田版「花ざかりの君たちへ」で、当時とてもいきおいのあったAKB48からの主演が不評だったのみならず、続・世迷いごと(マツコ・デラックス著、双葉社)が「共演者も土浦のホストみたいだった」と酷評したほどでした。一方で、「ルパン三世」は、間が40年も空いたことで、豪華キャストの一新に誰も文句をいえないどころか、一新であることさえ一般には知られずに、興行的には大成功となりました。ルパン三世 念力珍作戦(モンキー・パンチ監督)、知っていますでしょうか。

「体をタイトに見せるファスナー付きのハーフネススカートを」「佐野が前後反対に着ていた」ことについて、「佐野のスタイルを生かしきれない失態だったことが分かった。」そうです。メンズサイゾーの記事、元HKT48・菅本裕子、前後逆のスク水でFカップ乳を大胆露出! おっぱい効果で完全復活に期待高まるにある、「マネジャーのファインプレーによって前後の露出度が逆になった」こととは逆に、こちらは「失態」あつかいです。それでも、前後を逆に着た状態が世に出ることは、意外にめずらしくないのです。ファスナーのある服では、都会の一人暮らし/愛ってもっと斬新(℃-ute)での岡井千聖が、誰にでもわかりやすいでしょう。わかるかどうかがわかれそうなものとしては、たとえば水泳部長 内山薫(デジプラン)があります。

第5話での、「両足には黒いベルトが何本も食い込んで、ハムのような状態」も取りあげられます。第17回全日本仮装大賞の名作、ボンレスハムを思い出しました。

「1日放送の「新チューボーですよ」」に触れた上で、「それを見た視聴者は、<(「新チューボーですよ」では佐野が)普通に細く見えたけど、ドラマで見るとごつく見える>と不思議がっている。」とします。視聴者に直接に取材したわけではなく、ガールズチャンネルにあったコメント、「チューボに出てた時は普通に細く見えたけどドラマで見るとごつく見える不思議」を改変したもののようにも見えます。そして、文字どおりにふしぎに思っただけではなく、批判的な意味をぼかしての婉曲表現でしょう。

婉曲表現で思い出したのが、朝日新聞DIGITALにきょう出た記事、弁護士の性器を切断した疑い 男子大学院生を逮捕です。この事件には、新聞系のほかのメディアでは、特にタイトルを婉曲表現にする傾向があり、nikkansports.comにきょう出た記事、弁護士の下腹部を枝切りばさみで襲う 大学院生逮捕のように、「下腹部」が独立した人格であるかのような、見方によっては揶揄的ともとれる不自然なものもある中で、朝日はすっぱりと事実を示しました。ちなみに、この事件を知ったときには、意味不明のため長年気になっていた表現が、意味はわからないままなのですが、頭の中でつながりました。X51.ORGの記事、ペニス・パニック - あるいは盗まれたペニスをめぐってのコメント27にある、「弁護士の部分」です。

志田友美の気持ち悪い好みと13世紀の暗号

きょう、モデルプレスに、「Popteen」志田友美、手応えと課題…目指す女優像を語る<やっぱりおバカ?魅力満載のQ&Aも/モデルプレスインタビュー>という記事が出ました。モデルプレスは、「機種変婚」の心理の記事で取りあげた、Yahoo!ニュースに契約解除されたうちの片方で、ページ最下部に示した見解には、きょう付で「プログラムのミスによって配信記事内に外部リンクが掲載されてしまった」ことがあったとは認める追記がされたものの、活動はこのとおり、変わらず続いているようで、何よりだというべきでしょうか。

「ハナから「パッチ」とディスられる味田レイコ」を演じたことに、「でも私、ずっとキレる役をやってみたかったので嬉しかったです(笑)」とします。「キレる」という、笑いとは反対のようなことで、笑いをとる展開です。ふと、2014年7月13日付毎日新聞の日曜くらぶで吉本実憂が、「台本から想像して表現するのはすごく難しいんですけど、コメディーの撮影現場は明るくて、陣内孝則さんがアドリブを入れるので、笑いそうになるのを必死にこらえています(笑い)。」と明かしたのを思い出しました。

「最近、本を読むようになりました」、よいことです。残念な教員(林純次著、光文社)で、「批判を恐れずに言えば、その8割の教員は今すぐ、教員免許を破り捨てるべきです。」とまで非難された人々を超えるのは、あっという間です。

「自分のしたいことや夢は全部口に出した方がいいです。」、夢にあふれる年ごろでしょうから、たくさん出しているのだと思います。すると、さだまさしファンあるある(ぴあ)のNo.029のようになるのでしょうか。

「人は限界だと思ったところからあと3倍いけます!」と断言します。本も読んでいますので、「限界を超える読書」の記事で取りあげたような成長を体験しているのかもしれません。

「男性のどんな仕草に一番“胸キュン”する?」と問われて、「よく気持ち悪いって言われるんですけど…飲み物を飲んでいる時に誰かに笑わされて、その飲み物でむせている瞬間がたまらなく好きです(笑)。」と、笑いとはなじみにくい「気持ち悪い」ことで、また笑いをとる展開です。そして、Amazon.co.jpでのカスタマーレビューが早くもぎすぎすしている、なぜ、一流になる男は軽自動車を買わないのか(里中李生著、ベストセラーズ)が日本人のよくないところとして指摘したパターンとは異なり、私も「気持ち悪い」とは思いますが、だからこそなぜ好きなのか、お話をさらにすすめたくなります。

「長生きしそうってよく言われるし、絶対にひいおばちゃんになれると思う(笑)。」そうです。「目指す女優像は「どんな役でも演じられる人」。」と言うのですから、ただの長寿だけでなく、活躍も長くされることを期待します。

長くで思い出したのが、はてな匿名ダイアリーにきょう出た記事、すべてのアーティストよ、曲名は検索で一発で引っかかる言葉にせよです。文学作品も話題に含めたトラックバックも含めて、ユニークで、すると必然的に長くなるタイトルに価値があることが論じられます。ですので、異例の大ヒットとなっていますが、こういう時代に、火花(又吉直樹作、文藝春秋)はとても不利なタイトルだったはずです。珍奇なもの、意味不明なものであっても、ほかと異なるオリジナリティがあるほうが有利になるのです。

意味不明で思い出したのが、インサイドにきょう出た記事、“+ NDXOXCHWDRGHDXORVI +”って意味わかります?大英博物館が「13世紀頃の刀剣」に刻まれた暗号の解読を呼びかけるです。この記事は1分後に、Infoseekニュースの同名記事として転載されたようですが、オリジナルの両端に変化がありました。文末に、「しかし、その一方でその組織の実態といった新たな謎や、暗号の意味する謎は解消されておらず、新たな情報が待たれます。」という文が加わり、冒頭の文は、「マグナ・カタル800週年を記念して行われた展覧会の品々の中で、謎の暗号が刻印された刀剣の暗号解読を大英博物館がブログで募集し、ネットユーザーの間で話題になっています。」と、珍奇な単語からの書き出しとなりました。梅棹史観でいう第一地域の、これは西のほうですが、東には同じく13世紀のものとして、「むまのきつりやう、きつにのをか、なかくぼれいり、くれんどう」があり、同じく未解読であるところを、ネットの力で、西が先をこすかもしれません。まずは、多くの人に読まれることが大きいのです。

それで思い出したのが、和光大学ブログにきょう出た記事、高坂先生のインタビューが読売新聞に掲載されましたです。大新聞の記事が、「A棟1階エレベーター前の掲示版に掲示」されて、さらに読まれることになりそうです。

本田翼を正直者と評する臨床心理士と名脇役

きょう、アサ芸プラスに、「恋仲」で“棒演技”の本田翼、今後も上達が見込めない致命的な理由とは!?という記事が出ました。テレビドラマわく減少の記事で取りあげた苦戦ドラマの、主演の話題です。

「別ジャンルの専門家からこんな声まで」として登場するのは、「女性臨床心理士」です。いったい誰なのか、ほとんど手がかりがありませんが、皆さんの身のまわりに、ひょっとしたらという人はいますでしょうか。本田を、「よく言えば正直者、悪く言えば嘘もつけないバカ者」と断じるこの人は、とても正直な人のような気もします。

「なぜわからないのかを考えることが苦手な人は、これから先もわからない。バラエティ番組などでの発言や行動を見る限り、彼女はこのタイプですから、今後も演技の上達は期待できないのではないでしょうか」、これがその臨床心理士の、結論です。TV station 関東版 2014年26号(ダイヤモンド社)で本田は、同じくモデル上がりの東出昌大について、「マジメ過ぎて、監督との話し合いが長い(笑)。」と述べていて、そういう態度で「このタイプ」だとすると、先が思いやられます。考えて、学んで、翼を得てほしいと思います。

それで思い出したのが、日刊ゲンダイのウェブサイトにきょう出た記事、12連敗の西武にOB苦言 「学習能力ない」「悔しさ見えない」です。野球解説者の山崎裕之が、「選手が何も考えてないんだから当然でしょう」「学習能力がないだけかもしれません」などと、低迷する古巣を批判しています。さらに、36年前の、「一軍に昇格してビックリ」、「外野手の立花義家(現ロッテ打撃コーチ)と内野手の大原徹也が負けたというのに、ロッカールームでゲラゲラ笑ってたんです。」という体験を紹介します。ひどい話だ、どん底をささえたファンへの背信だと思った人も、武井咲が干されない理由の記事で紹介した、武井のことばのような考えだろうと考えた人もいるでしょう。そして、すぐ忘れることと、陽気であることとは、よく結びつくものです。ファインディング・ニモ(A. スタントン・L. アンクリッチ監督)の名脇役、ドリーを思い出しました。ちなみに、CNN.co.jpに2年4か月前に出た記事、「ファインディング・ニモ」続編、15年公開へ ピクサーにある、ドリーがタイトルになった続編の公開は、来年に回りました。

ニモで思い出したのが、JTによる大人たばこ養成講座の「最新のお作法」である、「初級篇その一〇八 写真のお作法。」です。その15番目は、ウェブサイトのものでは3行になっていますが、電車の中づりのものでは、4行になっていて、「アクセサリー」の後で改行が入ります。私でしたら、「アクセサリーにも」で改行するところで、「にも」を次に回したねらいがよくわかりませんでした。紙の上では、4行目が短いのは三下り半のようで、お作法としてよくないと考えたのでしょうか。

引っこしで盗撮された女優と広末涼子の事件

きょう、デイリースポーツonlineに、千秋、引っ越し盗撮事件「怖い」という記事が出ました。千秋のツイート、引越しをしようと思うんだけど、あの、を取りあげたものです。

「先週発売の写真週刊誌」とあるのはFRIDAY 6月19日号(講談社)で、「テレビCMでも有名な会社」は、アリさんマークの引越社です。「担当した女優」が誰かは、興味のある方は、調べてみてください。もちろん、調べるというのは、他人が調べた結果をネット検索でもらうことだけではありません。また、検索で他人の成果をもらえないと怒ってしまう人を見かけることがありますが、「世界一美味い酒を飲もうよ」という社長ブログの記事、ネット検索で見つけられない情報のような感覚も、あるいはそういう感覚こそ、のばせるとよいと思います。

さて、女優の盗撮を写真週刊誌が問題にするのは皮肉かどうかはともかくとしても、そのFRIDAYは以前に、引っこし業者が被写体の側になったものも載せました。FRIDAY 2月20日号(講談社)です。こちらはサカイ引越センターで、主任が引っこし先のお客のベッドで眠る、堂々とした寝姿は笑えます。ついでに、1997年の労基法違反事件も蒸し返された記事でした。そういえば、今回の女優盗撮事件を取りあげたFRIDAY 6月19日号は、まだスーパーフリーが大学公認で、早稲田大学で最も有名な学生が広末涼子だったころの、広末の「タクシータダ乗り事件」、「白浜事件」を紹介して、笑わせてくれました。