きょう、ジネコに、「当時と変わってない」って?という質問記事が出ました。同窓会で友人が言われたことばが、幼稚だという意味かどうかが引っかかったようです。
文藝春秋 2014年4月号(文藝春秋)で養老孟司が書いたように、同じ人間でも、物質的には入れかわりつづけます。一方で、これが回りつづけることで、まるで赤の女王のように、同じままでいることができます。ですが、いつまでもまったく同じではいられないわけで、これが老化です。
この記事にあるように、変わらないと言われても、その意味は、老化の否定とも、成長の否定とも、いろいろに解釈できます。すると、言われたときにどう返答するかも、その意味しだいとなり、気をつけなければいけません。そこで、無難な対応として、同じように返すことをおすすめします。変わらないと言われたら、迷わず同じことを返しましょう。すると相手は、おせじにはおせじで、いやみにはいやみで返されたととりますので、どちらであっても自然なやり取りのかたちになります。三毛猫ホームズの駈落ち(赤川次郎作、角川書店)で、山波晴美にちっとも変わらないと言われた倉持医師が「お前もな」と返すように、即答でいきましょう。
変わらないといえば、東スポWebにきょう出た記事、安倍VSタモリはキツネとタヌキの化かし合いかによると、話題を呼んだおとといの「笑っていいとも!」への安倍首相の出演時に、「体形は変わらないですね。」という発言があったそうです。激やせ、激太りはよくさわがれますが、長く変わらずに保つのも、ほんとうは大変なのに、話題になりにくいところで、そこにあえて光をあてました。この記事に「相手に気を使っているのは安倍氏の側」とあるように、現役の総理大臣がタモリに配慮したかっこうです。そしてタモリは、こびず、あがらず、こわがらずに、いつものペースだったようです。この記事は、「在野精神の早大出身、しかも“王道”をいく中退という経歴のなせる業なのか。」と評します。ですが、早稲田のそういったたぐいのイメージは、もう過去のものかもしれません。zakzakにおととい出た記事、早慶合格者、高校別ランキングに大異変 開成圧倒首位 本郷大躍進 受験生の男女人気が逆転を読んで、年をとってしまった気持ちになりました。一方で、記事の最後にある「早大大学院出身の小保方晴子氏による論文コピペ騒動の影響も心配される名門。」、ここが不安要因です。少し前に、日本人の自己肯定感の記事の最後に触れたように、あのひとりのコピペから、残念なことに早稲田の体質的な問題がうたがわれつつあります。心理学関係では、mamepon2010というツイッターアカウントが、小保方騒動と自分のいじめ被害体験とから、稲門閥をこきおろしています。キャラ語尾にいらいらした方も、あの主張は誤りだと感じた方もいると思いますが、どうなのでしょうか。