生駒 忍

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重要なお知らせページの内容が差しかえに

きょう、日本心理学会第77回大会のサイトに、更新がありました。確認できている限りでは、今月4回目となります。

今回の更新は、What's newによると、「懇親会、無料シャトルバスのご案内」「お弁当事前お申込の方のお渡しについて」「最新版プログラムに更新しました」の3件です。そのうち、前の2件は、重要なお知らせページの内容を差しかえて公開されました。つい先ほどまで、このページには、「大会発表賞の新設について」と、「臨時会員として第77回大会に当日参加される方のチュートリアルワークショップ受講申し込みについて」との2件の情報がありました。後者はもういらないと思いますが、前者については、これから行われる審査の周知として、残してあってもよかったのではないかと思います。サーバ上には、タイトルに使われていたtaikai_syou_title.gifのみが残っているようです。あのページの前回の更新では、古い情報はコメントアウトして残していたのですが、今回はそれも含めて、すべて差しかえられました。

今回3件目の更新は、プログラムを最新版にしたというところだそうです。こうして、できるだけ新しいものが手に入るようにする配慮は、ありがたいと思います。ですが、最新版は前のものとどこがどのように変わったのかが、そう簡単にはわかりません。送付ずみのプログラム冊子よりも、一部のみが新しい情報になったのだと思いますので、更新ポイントを教えてもらえないと、どこが古いかがつかめません。そのどこかわからない一部が古いままの冊子を見て参加したら、まちがったり恥をかいたりする不安がありますので、冊子は捨てたほうが安心ということにもなりかねません。

そこにもう反映されているのかもしれませんが、今回はまだ、発表変更の情報が発表されていません。前回の76回大会では、08.pdfというかたちで、とてもシンプルな文書デザインですが、34本の変更情報がまとめられていました。それとも、今回はまだ、変更は生じていないのでしょうか。

お弁当申し込み期限の延長と「販売期間」

きょう、日本心理学会第77回大会のお弁当申し込み期限を、11日(水)に延ばすことが発表されました。メールでのお知らせと、ウェブサイトの更新との、両方で告知されました。

学会発表の申し込み期限が延びるのは、この世界ではもう、なかば当然のことになっています。今度のスポーツ心理学会や発達心理学会が、延長はないと宣言していたのは、今では延ばすほうがふつうになってしまったからでしょう。ですが、お弁当の申し込みが延びるのは、かなりめずらしいことです。

発表申し込みでしたら、思うように数が集まっていないときには、期限を延ばして、少しでも増やそうとするというやり方が一般的です。学会等の大会で、発表申し込みが多すぎて早めに締め切ってしまうことは、まずありません。期待よりもずっと少ない、あるいは非現実的な期待を持ってしまったために、後のスケジュールを圧迫することは承知で、延ばすものです。そういえば、これは学会ではありませんが、先日終わったYoung Perceptionists' Seminar 2013は、締切前でも参加定員に達したら後は受けつけないと宣言していましたが、締切は延長されて、結果的には、3日間の会期に一般発表は16件となりました。

では、日心大会のお弁当も、そういう事情なのでしょうか。これほど呼びかけても、期待した数の申し込みを集められず、異例の延長に賭けたのでしょうか。もしかすると、あの価格設定は一定以上の数が売れる前提でされたもので、あまりに申し込みが少ないと、不足分だけ誰かが自腹を切らされたり、値上げや内容のスリム化などで注文者にしわ寄せが行ったりするのかもしれません。そして、私の予想では、以前にお弁当を会場内で食べてよいのでしょうかという記事で書いた、チュートリアルワークショップでの飲食の可否の問題が、ここに来ての延長にかかわっているはずです。延長のお知らせメールの最後には、「※お昼の時間帯にございます事前申込制のチュートリアルワークショップでは一部のセッションを除き、お弁当を召し上がりながらご参加いただけます。」と付けたされています。実は私は、これに近い情報を、先に知らせていただいていますが、ここがわからず注文をためらっていた人が、これで注文しやすくなりましたので、それに合わせての延長だと考えると、納得がいきます。ありがたい配慮です。もちろん、「一部のセッション」がどこなのかわからないのでは困るというのも、とてもわかりますが、このあたりももう数日で公開されるか、参加者へ個別に知らされるかのどちらかの展開がある可能性も、あると見ています。

さて、この件の案内メールには、「昼食お弁当販売期間延長のお知らせ」と、「販売は事前申し込みをした方に限らせていただきます」という表現との両方がありました。販売ということばが、事前の手続きをさしたり、当日の金銭との交換をさしたりしていて、少し読みにくく感じました。そして、このあたりを読んで次に気になってきたのは、当日の会場での販売期間です。今のところ、お昼の小講演の会場で飲食してよいという発表はありませんし、チュートリアルワークショップも「一部のセッション」がありますので、これらに出る人には、できるだけ早いうちに食べてしまいたかったり、終わってからにしたかったりという希望もあるでしょう。すると、そういう「販売期間」の情報も、あると助かりそうです。それとも、お弁当はお昼のピーク回避のためのものなので、そういうオフピークに食べたい人は想定外なのでしょうか。

お弁当を会場内で食べてよいのでしょうか

きょう、日本心理学会第77回大会運営事務局から、「昼食お弁当事前購入のお勧め、PC受付・司会受付へのチェックインのお願い【日本心理学会第77回大会】」と題したメールが届きました。ていねいな文面なのですが、入れる理由がどうしてもわからない半角スペースが、あちこちに入っています。「事前参 加登 録を いた だき まして」、「待ち時間 が発 生す る可能性」といったぐあいになってくると、読みづらく感じます。途中からは、"_"になっているところも出てきて、「チェック イン につ いて_ご連絡を」、「_講演 者の 先生へ_」のように混ざっていたりして、最後のシグネチャにも半角スペースが入っています。スペースを入れた目的や、入れ方の法則性だけでもわかった方がいましたら、教えていただきたいと思います。

内容についてですが、これまでなかった「チェックイン」のシステムは、当日に混乱する心配がありますので、メールでこうして注意をうながす意義があると思います。また、お弁当については、今月はじめに、大会サイトの宿泊・お弁当・託児室・手話通訳申込みのところに、会場内や近辺の飲食店が参加者をさばききれるとは考えにくいので、弁当の購入を強くすすめたいというようなメッセージが出ましたが、それと同じようなことが、今回のメールにも入りました。大会サイトのページには、3日間のお弁当の内容が、少しの誤字脱字、写真つきで明かされていて、何が出てくるかわくわくする楽しみは失われましたが、好ききらいのある方は助かるでしょうし、北海道らしさを取りいれた献立なのもうれしいところです。

ですが、そのお弁当は、お金を払ったあと、どこで食べたらよいのでしょうか。天気がよければ、外でのびのびが気持ちよさそうです。会場内でも、さすがに休憩室ならば、飲食可能でしょう。それでも、これだけお弁当を買うよう呼びかけてあると、荒天の場合には、自家用車で来た方なら車内でという選択肢もありますが、ほとんどいないでしょうから、休憩室がいっぱいになってしまうことはないでしょうか。札幌市産業振興センターの技術訓練棟3階の「セミナールーム3休憩室」は、ちょっと狭そうですし、札幌コンベンションセンターには大ホールの北側45%を使った「書籍展示・休憩室」が作られますが、名前のとおり、全部が休憩スペースにはなりません。販売心理学 93の法則(松村清著、商業界)によれば、晴れの日こそ販売の大きなチャンスなのですが、そうでない日のほうが混みあいそうで、売るほうも困惑するかもしれません。それとも、お昼の時間の小講演やチュートリアルワークショップの会場でも、自由に飲食してよいのでしょうか。ワークショップには、からだを動かす実習ものもありますので、座ってお弁当を食べている人がいては、講師が無視されているようで、いたたまれない空気になるかもしれません。もちろん、講師からの発信に徹する一方向的なものも多いと思いますが、それでも、一般論としては、食べながらでは失礼に思えます。こういったことを考えると、北海道らしいお弁当も興味があるのですが、キャンセルはできないことになっていますし、不安になって注文を迷ってしまいます。

公募シンポジウムの通し番号入り企画タイトル

日本心理学会77回大会は、開催まで1か月を切ったところで、ひととおりのプログラムが公開されるはこびとなりました。以前に、日心77回大会1号通信等が届きましたという記事で、当初発表よりも遅れて届いた1号通信のことを取りあげましたが、なんとか準備が進んでいることがわかって、安心しています。

今回は、変更点のとても多い大会となっていますが、中でも大きな改革は、毎年百数十件を受けいれていたワークショップを全廃して、公募シンポジウムと入れかえたことでしょう。その応募は、きびしく絞られるといううわさも立っていましたが、結果的には、79件が採択となったようです。昨年の76回大会のワークショップが137件、その前の75回は131件を認めていましたので、かなりの減少なのですが、私にはなぜか、半減どころではなくなるイメージがあったので、ほっとしつつがっかりするような、変な感じです。まだある 今でも遊べる“懐かしの昭和”カタログ 遊園地編(初見健一著、大空出版)でとしまえんの「裏の顔」と呼ばれているアトラクションの、どこでいきなりおどかされるのだろうという怖さだけが高まって終わるつくりに、少し似ているかもしれません。

その公募シンポジウムのプログラムをながめて、企画タイトルの雰囲気が変わったことに気づいた方も多いでしょう。シリーズの通し番号表記をふくむものが、激減したのです。前回のワークショップでは、137件中の45件が、シリーズ番号をつけていました。20や30もありましたし、はじめからシリーズ化を前提として、1とつけているものも11件ありました。では、今回はというと、わずか4件です。通し番号の順に挙げていくと、「エビデンスに基づく実践に役立つプログラム評価の視点(2): 介入プロセスの可視化から効果評価に向けて」(企画代表者・司会者: 安田節之)、「青年期の恋愛関係における否定的な関わり ―青年心理学の新展開(2)―」(企画代表者・司会者: 高坂康雅)、「ふと浮かぶ記憶へのアプローチ3: ふと浮かぶ記憶をいかにして測定するか」(企画代表者・司会者: 森田泰介)、「日本における数理心理学の展開XXI」(企画代表者: 吉野諒三、司会者: なし)です。激減の理由は、おそらく想像がつくかと思いますが、ゼロになってはいないのがまた、興味深いところです。ほかに、番号ではなく開催年の付記にかえたものと、前回とまったく同一の企画タイトルをあてたものとが、1件ずつあります。なお、前回に30回をむかえたあのシリーズは、見あたりませんでした。以前に書いた、一橋大の不採択ではないですが、低評価で不採択となったのでしょうか、それとも、不名誉をおそれて、不戦敗を選んだのでしょうか。あれほど長く続いてきたのに、私のまわりは一度も見に行ったことのない方ばかりなのですが、ご存じの方がいましたら、教えていただきたいと思います。

日心77回大会裏サイトが消えています

以前に、日心大会の表サイトと裏サイトについて書きましたが、その「裏サイト」が、現在、きれいに消されています。

二つのサイトがあることについては、いくつかの可能性を考えていましたが、何がほんとうなのかは、よくわからないままになりそうです。少なくともいえるのは、もし大会事務局が、京都関係者がtwitter上で紹介したことを把握しているとすれば、2番目であった可能性は低そうだということです。あの京都関係者は、善意の第三者だと思われますので、大会の周知に貢献したといえるその方々に恥をかかせたいのでなければ、事情があって表サイトに一本化することになったとしても、裏サイト跡には表サイトへの転送ページをおくはずです。

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