生駒 忍

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第6回不安障害学会大会の演題募集の情報

きょう、第6回日本不安障害学会学術大会のウェブサイトで、演題募集の案内が公開されました。以前の記事から数日で、サイトらしいかたちにはなったのですが、それから間があいての新しいページで、学会の入会案内や、若手優秀演題賞の情報もあります。

若手賞について、「本学会では、若手研究者の育成をひとつの大きな主旨としております。」という誤字があることも含めて、前回とほとんど同じ文言のページになっています。応募方法の(1)の中ほどにある「•若手優秀演題賞にお申し込みの方は、抄録本文の最初に「若手優秀演題賞申込」とご記入ください。」を、行頭文字も含め、すべて赤い文字にする変更は加わっています。記入もれが多いのでしょうか。そういえば、異文化社会アメリカ 改訂版(示村陽一著、研究社)に、電車やバスで「お忘れものがないように」などとアナウンスしたら、アメリカでは一人前の大人ではなく幼児向けになるというお話がありました。

募集の締切は、「平成25年11月6日(水)正午」だそうです。時刻まで明示されていることに、気をつけてください。今年2月に札幌で開催された前回大会で、5回にわたって締切の延長がくり返されたことは、記憶に新しいと思いますが、今回はそこまでにはならないでしょう。私は、あって1回前後だろうと見こんでいます。

教育心理学フォーラム・レポート廃止の告知

きょう、日本教育心理学会が、教育心理学フォーラム・レポート廃止のお知らせを、学会ウェブサイトに掲載しました。廃止決定は、すでに機関誌で公表ずみですし、それ以前に、もともと存在を知らなかった方もいるのではないかと思います。知っていても、実物を見たことのない方、ひとつも持っていない方が、会員でも相当数いるかもしれません。開始された1989年7月とは、学術資料の発表の機会やあり方はずいぶんと変わりましたので、「審議の結果,教育心理学フォーラム・レポートはその役割を十分に果たし終えたと判断」したのは、「果たし終えた」という重言のような表現はともかくとしても、もっともなところだと思います。欲を言えば、フォーラム・レポートについてのページで「準備中」のままになっている、フォーラム・レポートの一覧を、四半世紀の総括として、公表して恒久的に残してほしいところです。

関連分野で、似たような制度でなお続いているものとして、日本認知科学会テクニカルレポートがあります。こちらは、10年近く前に、学会サイトでのPDF配布に切りかえて、入手がとてもかんたんになり、発行状況もすぐわかるのが、大きなちがいだと思います。現在、最新のものは、半年前に出た百羅漢です。今月に出た最新の機関誌の、ブルーページの「テクニカルレポートについて」には掲載されていないのですが、このようにもう公表ずみです。

発達障害支援シス学会大会2013サイト開設

日本発達障害支援システム学会2013年度研究セミナー・研究大会ウェブサイトの公開が、はじまっています。12月の第3日曜日の開催は3年連続で、ウェブサイトもなじみのあるデザインです。

ですが、正しくないページもありますので、気をつけてください。私が最初に気づいた、ひと目でそうとわかるページは、大会実行委員会です。

他のページも見ていきましょう。発表方法・発表申込についてに、「学会への申し込みは、日本発達障害支援システム学会のWebPageをご参照下さい。」とあるところのリンク先は、学会ではなく2011年大会のサイトです。研究発表者へのご案内に、「プロジェクタとの接続には、標準的なミニD-SUB15端子(アナログ)を使用します」とあるところのリンクをクリックすると、端子の画像が別タブに開かれます。これは、ELECOM CAC-BK/RS・LBK/RSシリーズのどれかであることは確実で、画像がシリーズのページからは見られないCAC-07BKRS_01L.jpgを縮小したものだとすると、シリーズ最安のCAC-07BK/RSの可能性が高そうです。その発売は、2011年1月です。

ご挨拶、そして大会スケジュールまで見れば、あのとき行った方なら、だいたい気がつくと思います。2011年つながりなのがわかります。トップページのソースをのぞくと、その見えないようにされている由来が見えます。それでも、直近の2012年ではなく、ひとつ飛ばして2011年を使ったのは、ふしぎです。昨年の大会は、神奈川県東部でも東京都西部でもなかった例外的なものですが、それがベースにしない理由とも思えません。

臨時メルマガでの質心10回大会の注意喚起

きょう、日本質的心理学会が、メールマガジンNo.臨時30号を発行しました。会員でない方も、こちらから全文を読むことができます。内容は、第10回大会での飲食と会場アクセスに関する注意喚起です。

飲食については、大会プログラム冊子の3ページの中ほどにあることと、ほぼ同じ情報ですが、大学生協も使えないことを書きたしてあります。「昼食は各自で。」という表現は、まるでツアー旅行のようですが、条件をみたすとお弁当とお茶が出る2日目との混同をさけるためでしょうか。なお、京都でお茶のイメージで、一期一会、同じことは二度はない、という連想は、ふつうはされないでしょうし、そういうお茶は出るとしても李暁博副教授にだけだと思います。

会場については、「敬学館は南西の端にあり、正門からお越しいただく場合は5分以上歩くことになります。」とあります。私は、以前にこの建物で発表があったときに、そのときは布製ポスターにしましたので荷物の負担はほとんどありませんでしたが、東側から歩いていって遠く感じたおぼえがありますので、参加者に親切な情報発信だと思います。プログラム冊子の6ページの一番下に、同じような情報がありますが、タクシーで行く予定ではない方にも周知したかったことと、所要時間の表現を修正したかったこととがあって、くり返しのように見える案内をしているのだと思います。

今回のヤングヘルスサイコロジスト賞受賞者

きょう、日本健康心理学会国際委員会のブログに、約2か月ぶりに新しい記事が投稿されました。The 5th Asian Congress of Health Psychologyでの「ヤングヘルスサイコロジスト賞」の受賞者決定のお知らせです。選ばれた皆さん、おめでとうございます。

細かいことですが、このお知らせ記事の受賞者リストには、たった10本しかないのに、書式の不統一がとても目だちます。気になったところを挙げてみますが、ほかにもあるでしょうか。

・発表タイトルでの大文字の使い方(オールキャップス、タイトルケース、センテンスケース)
・発表タイトルの後のピリオドの有無
・2名の連名の場合の氏名の間が、","か、"and"か、両方を使って", and"か
・3名以上の連名の場合の、最後の氏名の前が、","か、", and"か
・氏名は、氏が先か、名が先か
・「先生」の前のスペースの有無

なお、大会プログラムにこれらの不統一があって、そこからのコピペでこうなったわけではないはずです。プログラムでは、このようにはなっていなかったと思います。もちろん、完璧なつくりだったわけではなく、たとえば、名前を"Shizuka"という正しいつづりでは書いてもらえなかった大学院生がいました。