生駒 忍

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暗い話でさらにやる気の出た心理系大学院生

きょう、Resurrectionというブログに、新しい記事が出ました。これは、24時間いつも机に向かっているかのような、とても熱い心理系大学院生が書いているブログです。そんな中でも、先日の日本認知心理学会第11回大会にお越しいただけたのは、大会スタッフの一員として、大変ありがたいことだと思っています。

今回の記事は、このブログではときどきある、記事タイトルのない記事で、しばらく間があいてほぼ1か月ぶりのものです。その後半に、「昨日,先輩から心理学業界における博士取った後の暗~い話を聞いてますますやる気になりました!!」とあります。皆さんは、修士1年、まだ入って半年もしないうちにそんなお話なんて、と思ったでしょうか、それとも、あの年齢に着目すればもっと早くてもいいくらいだと思ったでしょうか。どちらにしても、あのやる気がさらに高まったというのは、すごいことです。この手の暗いお話を聞いたら、すくんでしまうのがふつうかもしれませんが、それをはね返すくらいでないと、生き残りは大変かもしれません。2時間ドラマあるある(佐野正幸著、宝島社)には、「あまりにおびえている気弱な人は殺される。」とあります。

札幌国際大学のウェブサイト更新

今年もそろそろ、札幌国際大学が、学科・専攻や研究科のウェブサイトを更新するようです。実際には、トップページなどからは入れないだけで、先週にはもう、新しいページを見られるようになりました。心理学関係ですと、心理学科 臨床心理専攻2014心理学科 子ども心理専攻2014大学院 心理学研究科2014の計3ページがあてはまります。専攻のページでは、「授業・ゼミナール紹介」が「注目の授業・ゼミナール」に替わり、画像が割りあてられた教員の顔写真ではなくなっています。正式公開になったら、その画像も、http://www.siu.ac.jp/wp-content/uploads/2013/に移されるのかもしれません。

根元書房の写真が見あたりません

全国500万店以上の店舗情報を載せた、エキテンというウェブサイトがあります。そこには、江古田の根元書房本店の情報も載っています。ですが、その口コミ情報が、「まずは写真をご覧下さい。」と書き出されているのに、写真が見あたりません。以前には載っていて、何かのときに削除されてしまったのでしょうか。

両親殺害のショックで自閉症になる映画

今年の世界自閉症啓発デーはもう過ぎましたが、来週月曜日まで、啓発デーと連動した発達障害啓発週間が、わが国オリジナルのものとして続きます。また、今年の日本実行委員会シンポジウムは、6日に開催されます。自閉症に対する、さらなる関心の高まり、理解の深まりを期待します。

ところで、コモド(マイケル・ランティエリ監督)という映画をご存じでしょうか。いくつかのウェブサイトによると、両親を殺害されたことのショックで自閉症を発症したという設定の登場人物が出てくるのだそうです。たとえば、桐田真輔という方のKIKIHOUSE、ホソカワという方のMAGIC LANTERNといったサイトがそうです。フィクションなのだから何でもありといってしまえばそれまでですが、現実世界の自閉症については、ストレスフルなできごとでぐあいが悪くなることならいくらでもある一方で、そのようなできごとが病気の原因になるという考え方は、通常はされません。見た人に誤解をまねくような内容になっていないとよいのですが、どうでしょうか。ひとまわり行く 自閉症児伸明の成長の記録(江崎徳三・江崎康子編、文芸社)に、母親死亡のショックで自閉症になったという診断を、人気テレビドラマの中で流した例が、憤りをこめて出されていたのを思い出します。

ですが、私はこの映画を一度も見たことがなく、これは映画好きの方のサイトで書かれていることに基づいた情報です。失礼とは思いますが、それらのサイトがまちがっているという可能性も、ゼロではないはずです。そう思って各サイトをよく見ると、コモドについての短い記述の中にも、信用しにくいところが見つかります。KIKIHOUSEでは、「ジル・ヘンシー」や「ケビン・セガーズ」という役者が出演していることになっていますが、Jill Hennessyや、Kevin Zegersのことを指しているのでしたら、正しく書けているとは言いにくいでしょう。また、KIKIHOUSEとMAGIC LANTERNとでは、舞台の島の位置が異なっています。前者では「フロリダの沖合の石油採掘施設のある小島」、後者では「アメリカ・ノースカロライナの孤島」とあります。海国兵談(林子平著、岩波書店)第一巻のように、海はつながっているとはいっても、フロリダとノースカロライナとでは、ずいぶんと離れています。実際はどちらなのでしょうか。こういうときはWikipediaと思い、Komodo (film)を見てみました。すると、おどろいたことにどちらでもなく、その間、サウスカロライナ沖だということになっていました。さらに調べると、Yahoo! Moviesではフロリダ、IMDbではノースカロライナと、有名どころの間でも分かれています。

矢田部達郎の写真画像

矢田部達郎という心理学者は、今日の心理学の教育では、矢田部-ギルフォード性格検査のかたちでおなじみです。いっぽう、心理学の外の世界ですと、森茉莉との関係で知られる人物かもしれません。華麗なる年輪(光文社)でも、森は矢田部の色男ぶりを熱く語っていますし、エッセイにもたびたび登場させたようです。

では、どのような容姿だったのでしょうか。気になって、Google画像検索にあたってみました。しかし、それらしく見える白黒写真は、柳田為正矢田部良吉星幸雄、そして高畠英伍といったところで、ウェブ上にはなかなか出てきていないようです。