きょう、マイナビウーマンに、レストランのメニューに書いてあるとつい「頼みたくなるフレーズ」10という記事が出ました。
「女性のみなさんはどんなフレーズで「つい頼みたくなってしまう」のでしょう」というテーマの、「第1位は30.4%で「本日のオススメ」でした。」とあります。私などはつい、かたよってだぶついた食材を廃棄から救う意図ではと考えてしまったりもしますが、システム1的に決めさせる、COURRiER Japon 2014年8月号(講談社)でいう「現代の魔法」の一種が効くのでしょう。
「第3位は20.7%で「○食限定」。」です。「第2位は22.5%で「今が旬!」。」にも、「「この季節にしか食べられない」まで変換されてしまったらもうあとは注文するだけ」とありますし、限定品商法の要注意ワードの記事でも取りあげたように、限定メッセージの力も強力です。
結論は、「ちょっとしたフレーズにも影響されてしまうというのは何も恥ずかしいことではありません。」「食事くらい楽しくいきたいものですから、どんどん影響されてしまいましょう。」となります。気をつけましょう、ではなく、ありのままでいこう、あるいはむしろ恐怖突入のような、ポジティブな態度です。ですが、流行語のトリクルダウンの記事で取りあげたように、「ありのまま」はむしろ、ネガティブワードなのです。