生駒 忍

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佐賀の観光ランキング順位と会津のうらみ

きょう、佐賀新聞LiVEに、9月30日本丸で講演会、会津と佐賀の縁知ろうという記事が出ました。

私は一瞬、タイトルを読みまちがってしまいました。ですが、九州地方でしたら、日本丸は見たこともない人が多そうです。よそのものを知らないのは、おたがいさまでしょうか。それでも、佐賀の場合は、東洋経済ONLINEにきょう出た記事、和歌山県が浮上!秋の人気観光地ランキングによれば、「一方、最下位を競っているのは佐賀県と茨城県。」「佐賀県は夏休みの人気ランキングでも最下位なのに対し、茨城県は夏休みは33位。」で、とても不利でしょう。以前に、労災死傷者増加率ワーストの記事を書きましたが、改善したいことはいろいろあって、行政も大変なのではと思います。

「会津若松の戦いでは佐賀藩製のアームストロング砲が使われた」、これでは佐賀もうらむお話になりそうですが、「実行委によると、砲弾の一部は火薬が入っていない空弾に含まれていることが分かってきて」、わかりにくい表現ですが、ここがポイントのようです。「そのことが女性や子どもの犠牲や城の損傷の少なさにつながっている」といっても、たまたまのミスなのか、弾薬の節約なのか、手かげんなのか、興味をそそるところですので、あえてふせて、続きは講演会でという戦術でしょうか。京都に原爆を投下せよ(吉田守男著、角川書店)で検証されたウォーナー伝説のような、あべこべな美談が構築されることだけは、さけてほしいと思います。

「今回の講演会をきっかけに、自治体同士で交流が深まっていくよう期待」、よいことです。会津というと、人生の歩き方はすべて旅から学んだ(童門冬二著、PHP研究所)で、「よく冗談めかしていわれること」とされた、山口出身とわかったセールスマンに「冗談じゃない、この話はナシにしよう」と破談を告げるお話のようなことがよく言われますが、外堀から埋まっていき、いずれは本丸までつながると、なおよいと思います。