生駒 忍

記事一覧

未来的な都市のたのしみ方とスワンナプーム

きょう、Photoripに、タイのついでに隣国に行く旅行者急増中! 格安に「未来都市と伝統」を堪能する旅という記事が出ました。

「世界の中心的なターミナル空港をご存知ですか? ヨーロッパはフランクフルト、北米はニューヨークやロサンゼルス、そしてアジアはバンコクというのが常識です。」と書き出されます。「中心的なターミナル空港」という表現は、あまり見かけないように思います。一般的な用語ですと、ハブ空港ですが、ロサンゼルス国際空港を「常識」と断言するなど、やや語感が異なるのかもしれません。また、空港名を書かないところも特徴的です。スワンナプームは、ドンムアンとは異なり、行政上はバンコク市ではありません。新バンコク国際空港は、新東京国際空港と同様なのです。

「では、バンコクを中継空港として近隣諸国に行くとすれば、どこへ行くのがベストなのでしょうか?」と問います。問うといっても、考えさせるというよりは、筆者が出したい話題の前ふりです。Q&A 心理データ解析(服部環・海保博之著、福村出版)を連想した人もいるかもしれません。すぐ前に、「インドやネパールなどの近隣諸国」とあり、これが近隣かと疑問を感じた人はグローバル感覚があるのかないのかわかりませんが、そこの話題へとみちびきたかったのです。

「コルカタ、カトマンズ、ダッカ、どの都市も素晴らしいカオスを体験できますが、数日いると肉体的にも精神的にも疲れるもの。そんな状況下でバンコクに戻ると、まるで日本に帰国したかのように安心感を得られます。」とあります。つらい経験のよいところの記事で取りあげた研究を思わせます。「東京やニューヨークに負けない未来的な地域」の、一風変わったたのしみ方です。そういえば、anna magazine vol.01(ファミマ・ドット・コム)には、「バンコクは経験を楽しむ街」とありました。