きょう、Googirlに、人見知りの人は必読! 初対面の印象をアップさせるコツという記事が出ました。
「初対面の人の前だと思うように自分を出せない……。そんな「人見知り」を自称する人も数多くいますよね。」、同意します。人見知り宣言の効果の記事で取りあげたように、20代女性で使ったことがないのは、3人に1人もいないのです。ですが、こちらの筆者は、幼稚な言いわけというイメージでとらえます。「ある程度の年齢になったら「人見知り」なんて言っていられません。」「「人見知りだからできない」は言い訳です。」とします。断定は行きすぎだとは思いますが、言いわけとしてはよくあるパターンです。最近ではたとえば、ODAKYU VOICE 2015年2月号の10ページ、本当の私が取りあげましたし、似た話題として、ルポ 中年童貞(中村淳彦著、幻冬舎)に登場するメイド喫茶経営者の指摘、「二次元しか愛せないっていうオタクがいるけど、そのほとんどは方便ですよ。実際は現実の女の子に相手にされないから、二次元が好きというのが一般的です。」「二次元しか好きになれないって言い訳、自己暗示。」「非モテって言葉も同じように使われている。」もあります。
「「楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ」というアメリカの心理・哲学者、ウィリアム・ジェームズの言葉をまずはここに挙げておきましょう。」、どこで言ったことばでしょうか。私が知る限りでは、思いあたりません。おそらくは、少なくとも想像性とひらめき待ちの記事で触れた「ウリアムジームスの言葉」よりも有名な、「悲しいから泣くのではない、 泣くから悲しいのだ」をもじったのだと思います。ですが、悲しいことのほうも、ジェームズのことばのそのままではありません。WikisourceでWhat is an Emotion?を見た限りでは、ぴったりのところは見あたりません。長い文なので切りだすと、「the more rational statement is that we feel sorry because we cry, angry because we strike, afraid because we tremble, and not that we cry, strike, or tremble, because we are sorry, angry, or fearful」というところはあります。The Principles of Psychology: Volume Two(W. James著)では15章、450ページの上のほうに、一字一句一致する同じフレーズがあります。それでも、うっかり読みとばして、私が気づかなかっただけかもしれません。ふと、JAZZ最中というブログにきょう出た記事、チェしか読まないを思い出しました。
「ときには大げさに手を叩いて笑うのも効果的。」、そうだと思います。関根勤を見ならいましょう。