生駒 忍

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人見知りと学会での「決まり文句」による失敗

きょう、スゴレンに、【ランキング】「私、人見知りなんです…」の本当の意味とは? 女性が初対面の男性に対して人見知りアピールをする心理ベスト3という記事が出ました。

人見知りアピールについては、内田理央が考えた理由の記事でも取りあげました。内田の二面性説は、今回の「ベスト3」には入らず、かわりに自己ハンディキャップ化的なものが、2位にきました。

1位は、「本当は男性のほうから積極的に話しかけてほしい」です。2位と3位にはつかない「本当は」の意味は、ほんとうは何でしょうか。「積極的な男性のほうがいい。」という、自分の価値観にあう相手を求める「いい」だけでなく、「男性に質問されたら答えるというスタンスがいいので」という、自分の価値観にあう自分を求める「いい」もふくめてあります。ですが、マイナビニュースにきょう出た記事、女性慣れしてない男性の特徴 -「質問ばっか」「急に誘う」「キスが下手」のようなこともあります。結局は、おなじみの決まり文句、米印の出番でしょうか。そういえば、科学者のためのポスターセッションガイド(P.J. Gosling著、丸善)は、学会発表でよくある失敗のひとつに、「決まり文句」を挙げました。

さらに、ランク外だったのだと思いますが、最後に「逆に「話しかけてこないでね」という防衛線で使っている場合もある」と書きたされます。これは、内田説にもなかったものです。人見知りアピールには、さまざまな機能があるのです。

機能で思い出したのが、マイナビウーマンにきのう出た記事、20分前に頭が切り落とされたコブラに噛まれたシェフです。きのう出たときには「すぐに体の全ての昨日が停止してしまいます」とあったところについて、きょうのお昼ごろでしょうか、「昨日」から「機能」へと修正されました。