生駒 忍

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笑点の台本の存在を指摘する「業界関係者」

きょう、メンズサイゾーに、祝、桂歌丸師匠復帰! カオス状態のイレギュラー回も絶賛された『笑点』の安定人気という記事が出ました。現在、人気女子アナ「AV出演」疑惑で騒動に…担当番組から顔写真消えるが相当なアクセスを集めているメンズサイゾーですが、こちらはお色気の気のない話題です。

記事の主題は、復帰そのものではなく、それより前の放送内容についてなので、今さらと思った人もいるでしょう。それも、取材したといえる内容は、「業界関係者」のやや長い声があるくらいです。やや長いのは、主題につなげる導入があるからで、出だしは「常にアドリブで勝負しているように見える笑点ですが、きっちり台本があって大喜利のお題も事前に知らされているというのは有名な話ですよね。」です。ブックでも入手できたのならともかく、業種までふせた匿名の人に言わせるほどのことでもないように思いますが、「業界」では一大タブーなのでしょうか。週刊ポスト 11月22日号(小学館)では、ビートたけしが笑点を、「あんなもん、落語家たちは放送作家が作ったネタを読み上げてるだけ」と斬りましたが、そのくらいの人でないと言えないのでしょうか。一方で、テレビの伝説 長寿番組の秘密(文藝春秋)には、歌丸も登場し、大喜利の回答を「全てアドリブ」と断言しています。

この後、かわって司会をつとめた時の林家木久扇や三遊亭圓楽の暴走の紹介が、最後の論評まで続きます。「やりたい放題」なのは筆者のほうも、とは思いませんでしたが、もっと前に出せる話題、ほかでもう話題になった話題で今さらという感じはあります。

そういえば、やりたい放題で思い出しましたが、きょう、OKWaveに、アンケートカテゴリーは無法地帯?という質問記事が出ました。回答にある、「KBT☆3とかMTNなど意味不明な単語が横行」は、私は別に困りはしませんが、一般論として困ったものだとは思っていました。また、「踏み潰されたら~シリーズってどこにあるんですか?」と疑問を向けた人もいますが、これはおそらく、以前にはちべえトマトパンの記事で触れた人の、最近の活動のことでしょう。