生駒 忍

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東員町の福祉ふれあい体験祭とダンスの写真

きょう、東員町のウェブサイトに、福祉ふれあい体験祭が行われましたという記事が出ました。「見て!聞いて!ふれあって!福祉ふれあい体験祭」がタイトルのようにも見えますが、公式には「福祉ふれあい体験祭が行われました」のほうが正しい記事タイトルなのだと思います。

「この祭は、体験を通して、日ごろから災害時等の支えあいに備えようと東員町社会福祉協議会が主催して開いたもので、車椅子や高齢者疑似体験、AEDなどの体験コーナーやパネル展示コーナーが設けられ啓発を行っていました。」とあります。ですが、その東員町社会福祉協議会のウェブサイトのお知らせ、福祉ふれあい体験祭 ~25年度東員町災害ボランティアセンター啓発事業~を見ると、その社協も、筆頭ですが協賛の一員にすぎず、主催者ではなさそうに見えます。以前に中央慈善協会の改称の記事で触れたような歴史的背景をもつ社協は、あくまで民間団体で、町とそこの社協とは別なのですが、それでもこういうところでずれるのは奇妙です。町のサイトでは、文末がひとごとのような表現なのも、別団体とはいっても気になるところです。

記事の写真は、社協のお知らせでは「その他」にさえ名前のない出し物のものです。本文で段落をわけたことからは、同じ会場であった、無関係な発表会の可能性も考えられます。ですが、体験祭の記事に、無関係なイベントの写真だけを載せるのも奇妙です。あの会場でお昼前でしたら、体験祭の時間帯のはずなのです。一方、正面のよい位置からではないところには、小さなデジカメではあっても、立場とカメラとを持った人とは思えない謙虚さがうかがえて、私はよい印象を受けました。ここは、昔のカメラの地位からの低下とみると、議論がわかれそうなところです。そういえば、山陰中央新報のウェブサイトにきょう出た記事、進化するケータイ/スマホ依存に要注意は、島根県ひとすじの方が、今日の情報機器、電子機器への批判精神、嫌悪感のあふれる論考から、「「昔のいいもの」を再評価すること」を求めるものでした。