生駒 忍

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第3回「思春期・青年期の危機とその援助」

きょう、msn産経ニュースに、「不登校」テーマ、甲府で講演会という記事が出ました。週末に山梨英和大学で開催される講演会の案内です。

あの場所で、「思春期・青年期の危機とその援助」と題した講演会と聞いて、既視感をおぼえた方もいるでしょう。同じmsn産経ニュースでは、発達障害テーマに講演会 山梨として案内されたものと対応します。「思春期・青年期の危機とその援助」シリーズの、それぞれ2回目と3回目とになります。前回は山梨メンタルフレンド研究会単独での開催で、今回はほかも参加しての共催のようです。前回は一番安い、一般の7割引の参加費となる区分が「教育・医療・福祉・相談関係者」でしたが、今回は「教育や医療、福祉などの関係者」となり、これは広がったとみるべきでしょうか、それとも狭まったとみるべきでしょうか。

もちろん、最大の相違点は、講演会のテーマです。前回は「発達障害の理解と二次的問題への対応」で、今回は「不登校からの社会参加」です。これが逆でなくてよかったかもしれません。22日には、島田療育センター発達支援センター心理相談室第9回講演会もあり、そのテーマが「思春期を見すえた発達障害の子ども支援」なので、逆でしたら同じ日でかぶるところでした。開催時間はかぶらず、お昼休憩をはさんでつながりそうに見えますが、「当事者性を考える研究者の会」の記事に書いたような大幅なものも含めて、時間が延びることもあるだけでなく、もし早めに終わったとしても、移動時間を考えると実質的にバッティングします。

山梨はご存じのとおりの大雪で、きょうは大雪の影響による心理臨床センター閉室のお知らせを出したほどのところが会場ですが、案内のニュースをきょう出したのは、また降ることを見こしても、週末は何とかできると判断したためでしょう。無理のない開催となることを願いたいと思います。そういえば、PHPスペシャル 2014年2月号(PHP研究所)で佐藤江梨子は、できないことはできないと言うように求めていました。同じ2月号巻頭のインタビューで松たか子が、自分が何ができないかを知るのは楽しいと述べたこととの対応もまた、おもしろく感じました。