きょう、It Mamaに、習わせるだけじゃダメ!子どもの「英語力を高める」ために知っておくべき5ステップという記事が出ました。「幼児・小学生向け英会話教室の講師経験をもつ筆者が、“幼児期の子どもに英語を学ばせるために知っておきたい5つのポイント”をご紹介」するものです。
「■1:覚えるのではなく、「習慣」を身につけよう」では、「ドイツの心理学者エビングハウスが記憶と忘却の関連性について研究し、作成した『エビングハウスの忘却曲線』によると、“学習後に全く復習をしなかった場合”、1週間後には約80%ものことを忘れてしまいます。」とあります。「記憶と忘却の関連性」と書かれ、それならきれいな負の相関が出ることが自明だと思ったところに、有名な曲線の名前が出てきて、ですがこれは、有名なものとは別のようです。再学習法の解釈はともかくとしても、記憶について 実験心理学への貢献(H. エビングハウス著、誠信書房)のおなじみのものでしたら、1週間ではなく6日後に25.4%、31日後に21.1%に落ちますので、7日後を内挿で求めて四捨五入をしても、20%にはなりにくそうです。それでも、Essentials of Educational Psychology(S.K. Mangal著、PHI Learning)の277ページにEbbinghaus's curve of forgettingとして登場する、いったんは20%さえ下まわってから、やや回復して31日目をむかえるような曲線でしたら、ありうることではあります。
「■2:毎日の生活に「英語を見る」習慣を」では、「英語を“見る”機会を増やしてあげましょう。」とあります。より身近にたくさん売られているもので、しかも英語を「身につける」という意味で、衣服もありでしょう。Webマーケッタータツヤにきょう出た記事、【心理学検定挑戦日記】心理学検定の概要や挑戦することを決意した理由。で言うところの、ファッションから入る効果である「ジンバルド」にも近いかもしれません。それでも、何が書かれているかには、気をつけてください。Walyouの記事、10 T-Shirts That Kids Shouldn't Be Wearingは、とても刺激的です。レコードチャイナにきょう出た記事、ステージ衣装に「売春婦」の文字!韓流ユニットの台湾人アイドル、所属事務所が謝罪―台湾のような事例もあります。一方で、平野綾や高橋愛の事務所が謝罪したとは聞かないように思います。「まだ16歳の少女」ではなかったからでしょうか。
「■3:CDを流して英語に触れることを「当たり前」に」では、「大人と違い、子どもは英語を“身体で”覚えます。」とします。この方向でしたら、CDではないのですが、CatChat英会話たいそう Dan★sing★lish DVD(mpi)のような商品もあります。出水麻衣、ラッキィ池田、住友紀人のコラボレーションとみると、おとなも楽しめそうです。
「■4:宿題を一緒に「楽しむ」」では、「宿題が終わったら「すごいね」「こんなにやったんだね」と一緒に軽く復習を。」とあります。会社で寝る人を起こす方法の最後に触れた話題との関係は、どのようになりますでしょうか。
「■5:ママは英語が「できなくてOK」!」では、「“教える自信がないわ”という場合は、子どもを先生役に。」とあります。反転授業のようです。