生駒 忍

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巨大地下ネットワーク仮説と泥ママ急増の知見

きょう、TOCANAに、古代の高速道路か!? 1万2000年前のトルコ~スコットランドを結ぶ巨大地下トンネルの謎という記事が出ました。

「考古学界を揺るがしかねない本が2009年に出版」とあり、この本の、「トルコから地中海をぬけ、スコットランド北部にかけて数千というトンネルの遺跡が見つかっており、なんと博士によると巨大地下トンネル群は元々ヨーロッパ各地の主要都市を網の目のように結んでいたという」という主張に関する記事になっています。ですが、その2009年から、考古学界がそれほどゆるがされたとは聞かないように思います。さらりと登場しますが、とても壮大なお話で、Amazon.co.jpでとても評価の高いピアノの森 26(一色まこと作、講談社)の、231ページのような感じ方をした人もいるかもしれませんが、アメリカ人ではなく、ドイツ人の主張です。

「およそ1万2000年前にヨーロッパ全土をまたぐネットワークがすでに存在していたというのである。」とします。こんなお話自体が猫またぎだといえばそれまでかもしれませんが、タイトルではあえて「地下トンネル」と表現したトンネルに、「またぐ」というとらえ方をしたのは気になります。上側でつながるイメージのことばのはずですが、ひっくり返して見ることで新たな気づきをうながす、「逆さ地図」で読み解く世界情勢の本質(松本利秋著、SBクリエイティブ)のようなアイデアなのでしょうか。

「当時スコットランドからトルコまでトンネル網が伸びていたのではないかと考える専門家も」とあります。誰でしょうか。皆さんの身のまわりで、誰かがこのようなことを言いだしたら、けさの日本経済新聞朝刊のNIKKEIプラス1の、「タブーに気づいたら」にあるようなすみやかな対応をしますでしょうか。その人に、これから用心することにしますでしょうか。

用心で思い出したのが、mamatennaにきょう出た記事、ママ友トラブル!泥ママが急増です。「「ママ友みんなを疑え」とは言いませんが、多少、用心するに越したことはないかもしれません。」とあります。なお、タイトルにある「急増」を示す知見は、本文中には見あたりませんので、ご用心ください。