きょう、mamatennaに、夏休みの宿題、子どものSOSに応えるべき?という記事が出ました。
「アクトインディが実施した調査によれば、小学生の子どもを持つ親の4%が「夏休みの宿題をほとんど手伝っている」、79%が「手伝うものもある」」という調査結果が話題にされます。くわしくは、いこーよの記事、2014小学生の夏休みの宿題実態調査をご覧ください。なぜ今さらと思ったかもしれませんが、10日前に放送されたネプリーグです。
「しかし一方で、手伝う派にもそれなりの理由があるようで、大半は中学受験に集中させるため、宿題の未提出・遅延によるマイナス評価を子どもが受けないため、といった親心。」だそうです。「毒親」とたたかう女性の記事で触れた「ゲーム」が、ここにもつながります。別冊宝島2333 教師が危ない(宝島社)で、宿題代行業者の代表は、「内容の高度な受験勉強に忙しく、レベルの低い学校の宿題をこなす時間がもったいないという理由での依頼も多い」と明かしています。また、「『賞をとれるような読書感想文を書いてほしい』という依頼」「娘さんは周囲の友達からも優秀だと認識されているので、感想文もそのレベル、つまり入賞レベルに仕上げてくれという依頼」を、「通常の2倍近くの料金で引き受けた」お話も、インパクトがありました。
「ちなみに、アメリカの家族療法専門誌「American Journal of Family Therapy」は研究論文のなかで、子どもの宿題の量が増えると家族のストレスも増すと論じている。」とあります。最近では、43巻に掲載されたHomework and Family Stress: With Consideration of Parents’ Self Confidence, Educational Level, and Cultural Backgroundが近いように思えますが、宿題量とストレスの程度との相関を直接にみている研究ではありません。
「ウチの娘、夏休み残り一週間なのに、凄い余裕。」「夏休みの宿題終わってないのに娘のんき。」、よくあることです。おとなでも、意味なくしてしまうことです。女に惚れさす名言集の、惚れさせ1609 「期日はギリだぜ」の世界です。
無意味にで思い出したのが、TechCrunch Japanにきょう出た記事、ディープリンクに第二のブームが訪れる…ここでもやはりコンテキストがすべてです。はやりのディープリンクの話題を、ひとつ覚えとは言いませんが、「最大の問題は、ユーザがリンク先のアプリをすでに持っていなければディープリンクは無意味であること。」と斬りすててきた人も少なくないと思いますが、この論理が意味を失いつつあるのです。「新しいタイプのディープリンク」、「コンテキスト的ディープリンク(contextual deep-linking)」の登場です。「そこで、Branchのネットワーク上の何千ものアプリの中からランダムに選んで調べてみた。」結果が、とてもあざやかです。どの指標でも、従来のほぼ倍の効果が上がっていたのです。
倍で思い出したのが、産経ニュースにきょう出た記事、45歳容疑者と接点どこに…急展開もナゾ多く 保護者説明会中に逮捕状のニュース流れるです。逮捕されたのは、同じく産経ニュースにきょう出た記事、土地勘、残虐性、暴走型…絞れぬ犯人像、専門家の推測はで、「犯人像について、矢幡氏と碓井教授は「比較的若い人物」で一致する。」とされたイメージの、おそらく倍の年齢でした。絶歌(元少年A著、太田出版)の筆者のときは、専門家はほぼ倍の年齢の犯人像を示していましたが、その逆の方向です。