生駒 忍

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アダルトビデオ撮影現場の閉鎖と夫婦の意味

きょう、産経ニュースに、アダルトビデオ撮影、盗撮…風紀乱す行為絶えず 塩原温泉「不動の湯」1日閉鎖 自治会が苦渋の決断という記事が出ました。

混浴の危機の記事で取りあげたような問題は、各地で起きていますが、またひとつ、閉鎖となります。「管理・運営する福渡自治会などによると、約1年前から男女十数人のグループが週末に集まり、風紀を乱す行為をしているところなどを観光客らが目撃。行政や観光協会などに苦情が相次いでいた。」、これが主因のようです。県レベルで紹介されている観光資源で、観光客はありがたい存在である一方で、「定期的に不適切な行為をしていたのは1グループだが、ほかにも盗撮やアダルトビデオの撮影に関する苦情もあった。」とあるように、害悪をもたらす人々もよび込んでしまったのでした。ふと、<面白さ>の研究 世界観エンタメはなぜブームを生むのか(都留泰作著、角川書店)に、「「聖なるもの」も「穢れたもの」も、対極にありながら、共に共同体の外部にあるという点は同じなのである。」とあるのを思い出しました。

「つくば市から夫婦で来た自営業の男性(45)」の、「怒り気味」の声があります。匿名でありながら、属性が意外にくわしく書かれていますが、こういう話題ですので、「夫婦で」とつけておくことには、意味があるでしょう。