生駒 忍

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物欲と「一生幸せな夢を見続けられる」人生

きょう、WooRisに、劣等感の塊になってない?「自分を他人と比較しすぎ」な危険サイン6つという記事が出ました。

「物質欲が収まらない」、思いあたりますでしょうか。いまはものより気持ち、思い出、経験価値をもてはやすのがよいこととされやすいですし、週刊プレイボーイ 3月3日号(集英社)で橘玲は、「消費社会では、モノではなく物語が消費されます。」としました。それでも、物欲の強い人も、まだまだいます。1週間前、2月15日付のよみほっとで、山本裕典は「旅行に行くお金があったら何か買いたいタイプ。旅行に行けば思い出が残ると思うけど、物が残らないともったいないと感じてしまう。」と答えていました。

「個性がなく、何でも人と同じ」、思いあたりますでしょうか。ふと、PHP 2013年12月号(PHP研究所)の、「子どもはみんなと同じがいいのです。」というランチジャーのお話を思い出しました。

「夢を忘れている」、思いあたりますでしょうか。それでも、「今の仕事に自分の好きなことを取り入れたり、仕事を続けながら本当に好きなことを勉強したり、将来に繋げる工夫をしましょう。」と、かなり現実的な行動をすすめます。そんな程度で夢などと言わないでほしいと言いたい人もいるかもしれません。では、夢、死ね! 若者を殺す「自己実現」という嘘(中川淳一郎著、講談社)のいう、「何もやらないことによって一生幸せな夢を見続けられる」人生のほうが、すぐれているでしょうか。