生駒 忍

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ことしのグルーポンおせちの個数と杉村太蔵

きょう、財経新聞に、グルーポン 4年ぶりのおせち販売 「おせち・お正月特集」レポートという記事が出ました。内容は、グルーポン・ジャパンのプレスリリースです。

「約2500個のおせちを販売することができました」ことのお知らせです。いわゆる「スカスカおせち」騒動の印象は強く、今回のおせちも、純粋な好意だけではなさそうな注目をあびました。無事だったようで、何よりだと思います。

「販売したおせちの中で特に人気が高かったのは、『高級料亭・銀座花蝶監修の優雅なおせち《あぐりの匠「優雅」和洋6.5寸三段重40品目/3~4人前》 13,300円』、販売個数としては810個以上を記録しました。」とあります。個数をはっきりさせずに、ですが800個以上とも書かないところが気になりました。縁起よく、「はってん」と読めるようにしたかったのでしょうか。また、銀座花蝶とだけあればよいところを、「高級料亭」とつけたネーミングは、花蝶を知らないだろうと見くだされているような気がしますし、くどい印象も受けますが、1か月前の記事で取りあげたような、修飾語の効果をねらったのでしょう。私のくらしの水準では、単に料亭というだけで、高級なイメージがあります。ふと、杉村太蔵の「料亭発言」騒動を思い出しました。そういえば、きょう行った保昌には、その杉村が1年前に来店していたようで、色紙がありました。

さて、「「夢のおせち」が5名に抽選で当たる「夢のおせち」プレゼントキャンペーンでは、弊社グルーポンの代表取締役である根本啓自らが当選者に直接お届け」、豪華なおせちはいろいろとありますが、配達にも豪華さを、しかもこういうかたちで加えるのは、とても異色です。出社しない社長の記事で触れた平成建設の社長とは対極のようで、何もトップがここまで、と思いました。ふと、週刊大衆 6月23日号(双葉社)で藤竜也が、「僕は、悪魔から普通の人間まで全部やりたいんですよ。」と言っていたのを思い出しました。