生駒 忍

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イケメンの前での恥ずかしさと寝言への介入

きょう、マイナビウーマンに、赤っ恥! 公共交通機関で居眠りして恥ずかしい思いをしたエピソード4選という記事が出ました。

「公共交通機関で居眠りする人も多いかと思いますが、そこでやらかしちゃった恥ずかしい居眠りエピソードについて、女子のみなさんに聞いてみました!」というものです。日本人の睡眠時間は短く、その中でも女性のほうが、男性より短いため、日本の女性は世界一とも言われ、こういう居眠りは必然かもしれません。ですが、その性差は、主に中高年でみられるものです。今回の調査の対象になった「女子のみなさん」の年齢範囲では、ほぼ同じです。平成23年社会生活基本調査 生活時間に関する結果 要約を見ると、「女子のみなさん」のまん中にあたる25歳から29歳では、むしろ男性のほうが短いのです。

「公共交通機関で居眠りをして恥ずかしい思いをしたこと」、2択で「ある」が40.1%、これは高いでしょうか。ちなみに、マイナビウーマンに半月前に出た記事、その寝顔、大丈夫? 公共交通機関で眠ることができる女子は58.2%!によれば、「公共交通機関で寝ること」の2択で、「できる」が58.2%でした。「寝る」と、タイトルにある「眠る」とでは語感が異なりますが、どちらも同じ数字です。

「女子として恥ずかしい“よだれ”の失敗がある人も。目の前にイケメンがいたときには、もう逃げ出すしかありません!」、目前の人物の価値が、恥ずかしさを左右するようです。アーロン収容所(会田雄次著、中央公論新社)にある、捕虜の日本人が室内のそうじをさせられている前で、イギリス人女性が全裸ですごしているお話を思い出しました。日本人はノックなしで出入りするようにと指示されていて、人間ではなく、犬猫と同じ地位だったのでした。

「社内の独特の揺れで無意識に体が動いてしまい、乗客や物に体をぶつけてしまう人も。」、走る乗りものではなく、社内に動揺や激震が走ることも、ときどきあります。そういえば、東京スポーツが、「TBSに激震! 今年4月に同局に入社した新入社員の男性Aさん(23)が、夏に局内で亡くなっていたことが7日、本紙の取材で明らかになった。」と報じた「怪死」事件は、関係者が「局内トイレで死んでいるのを発見されたと聞いています。当然、状況的に自殺が疑われましたが、詳しいことはわかりません」としていましたが、ゆれはおさまったのでしょうか。

さて、「隣に若い女の子二人組が座って、寝ぼけて二人の会話に相槌をしてしまった」、場面を想像すると、となりもゆるく対応してくれそうにも、すぐ気味悪がって固まってしまいそうにも思いましたが、どうなったのでしょうか。寝言に対して会話をされると死ぬという都市伝説を連想しました。きょうの空模様(堀ちえみ著、産経新聞出版)には、「智栄美、おれの寝言に返事せんといてな。」と求められていたことから、「そっちへ行ったらあかん! 他の星がぶつかってくる。」というただならぬ寝言に、ベルやスプレーで介入したお話があります。