きょう、西日本新聞のウェブサイトに、「育児で悩んでいた」と母供述 新潟・長女殺害容疑で逮捕という記事が出ました。
長女を橋の上から川に落として殺害し、子どもがいなくなったと主張して犯行をかくす手口は、秋田児童連続殺害事件にとても似ていますが、こちらはあっさりと逮捕され、容疑を認めました。この母親は、「「育児で悩んでいた」と供述している」そうです。それを受けて、「県警は、育児の悩みが殺害につながった可能性があるとみて、子育ての状況についても事情を聴く。」、あっさりストレートな推理です。秋田の事件は、容疑を認めだしてからもなお、主張が変遷しましたが、こちらはまっすぐ、ストレートにいきますでしょうか。そういえば、読む野球 9回勝負 No.5(主婦の友社)で立浪和義は、伊藤智仁が投げる球を、「だから、途中まで真っすぐに見えてしまう。変化球なのか、ストレートなのかが直前になるまでわからない。」と評していました。
一方で、同じく西日本新聞のウェブサイトにきょう出た記事、バスの中で女子高生に「ジーパンとスカートどっちはくの?」 佐世保市は、ストレートなのか、それとも複雑にひねったのか、よくわからない事件を報じています。バスの乗客が女子高生に、「「ジーパンとスカート、どっちはくの?」などと声をかける事件があった。」そうです。心理学概説 行動理解のための心理学(正田亘・水口礼治著、晃洋書房)には、「見かけはささやかな出来事であっても,心理学的に見れば案外重要なことであったり,またその逆に,素極く大騒ぎするような,一見大げさな出来事でも,心理学的な見方をすれば,取るに足らないことであったりすることがよくある」とありますが、これ1件のために記事を書くほどのニュースなのか、やや気になりました。佐世保女子高生殺害切断事件の記事で触れたように、特異な凶悪犯罪の続く土地ですので、敏感になっているのでしょうか。18日の事件を今ごろにというのは、敏感だという解釈とはなじみませんが、その不審人物の特徴を3文にわたって述べて、警戒や情報提供を呼びかけているようです。
それで思い出したのが、産経ニュースにその18日に出た記事、スーパーで乾麺145袋折る 50歳の無職男を逮捕 容疑は否認 長野県警です。3か月以上前に、おそらくはまっすぐの乾麺を折ったとされて、この日に逮捕されました。145袋もということは、ひたすらまっすぐに、曲げては折りつづけたのだと思います。「同署によると、スーパーから被害届が出され、防犯カメラの映像を分析するなどして捜査していた。」そうで、不審人物の特徴から、執念の捜査で、ようやくたどりついたのでしょう。ですが、容疑者は否認しているそうですし、これからどちらかが折れるか、そのまままっすぐ平行線上かはわかりません。
その容疑者からの連想ですが、篠ノ井塩崎の対岸を少し上ったところに、中澤製作所という金属加工業者があります。ですが、そのウェブサイトの地図には、ふしぎなところがあります。工場までの道路の関係からみると、屋代駅とされているところは、千曲駅だと考えるほうが、まだ自然でしょう。それでも、あるいは高速道路からのアクセスを考えて、地図の北のほうだけを圧縮したのだとしても、その駅からまっすぐ西へすすむ道路の1本南が川をわたる一方で、駅からの道路のほうは、川をわたるどころか、工場そばの六差路から国道と並行する道路と交差することもなく、手前で立ち消えてしまうようで、なぞが残ります。