きょう、日刊大衆に、エロ動画ファンは●●中毒になりやすいという記事が出ました。「世界B級ニュース」シリーズの、短いものです。
「ケンブリッジ大学のV・ヴーン博士」は、神経科学者Valerie Voonのことでしょう。そして、この研究はおそらく、PLOS ONEで発表された、Neural Correlates of Sexual Cue Reactivity in Individuals with and without Compulsive Sexual Behavioursだと思います。
「1日平均8時間以上エロ動画を観るポルノ中毒者」、これでは睡眠や労働よりも回す時間が長いとも思われ、くらしがどのように回っているのか心配になりました。ですが、PLOS ONEの論文には、「CSB vs. HV: sexually explicit material use: 13.21 (SD 9.85) vs. 1.75 (SD 3.36) hours per week」とあります。「中毒」という表現も、これで中毒と言わず何というのだと言われそうですが、学術的には適切とはいえません。ですが、依存と言いかえるのが正解かというと、DSM-5のこともあり、ややややこしいところです。
「服側線条体、扁桃体、前帯杖皮質の活動が活発」、扁桃体以外の2か所はそれぞれ、腹側線条体と前帯状皮質と書きたかったのでしょう。どちらも、字は明らかに異なるのですが、読みは正しくわかっていてのまちがいのように見えます。ちなみに、10日前にOKMusicに出た記事、まだ間に合う! 夏フェスで聴けるかもしれない意外な5曲には、「氣志團だから集められたジャンル不等のとんでもないメンツ」とあり、不問と書きたかったところを、読みをまちがっていたようです。
「これにより、ポルノ中毒者がヤクに手を出すと簡単に常習化すると判明!」、いきなり飛んだ結論です。薬物だけに、飛ぶことにしたのでしょうか、くすりとさせようと考えたのでしょうか。そういえば、とぶくすりにも出ていた元お笑い芸人について、日刊ゲンダイのウェブサイトにおととい出た記事、またまた醜聞発覚…「極楽とんぼ」山本圭一の復帰は絶望的が取りあげていました。反省を演出しながらこりないところもそうですが、イネイブラーがついていそうなことにもあきれました。せめて、性犯罪から薬物累犯へはまった田代まさしのようにはならないことを、願いたいと思います。