生駒 忍

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東大の失業者用プログラムと飯山駅での明暗

きょう、朝日新聞デジタルに、失業者の心のケア、再出発の手がかりに 東大で講座という記事が出ました。

東大本郷キャンパスでのイベントを紹介する短い記事で、それでも適切な情報がひととおりそろい、トラック魂 Vol.10(交通タイムス社)で、上田恵という人のキャリイに、「ちっちゃくても一人前」とあったのを思い出しました。ですが、「同大大学院の高橋美保准教授(臨床心理学コース)がプログラムを開発。」とあって、講座とはいっても、講話や座学のイメージのものではないようです。主催グループ側による募集情報ページは、失業者のためのメンタルヘルスケアプログラム 参加者募集というタイトルで、「グループ形式による2日間の体験型プログラム」が隅つきかっこでくくられて、「講座」という表現は見あたりません。

朝日の記事は、「無料だが、アンケートなど調査に協力する必要がある。」とあって、プログラムについてのデータ収集目的、あるいはデータ収集も目的であることを示唆します。一般公開のふつうの講演と異なり、参加対象者の条件の線引きがはっきりしているのも、そのためでしょう。まだ行われていないものに言うのも変ですが、おそらく有効なプログラムだと思いますので、興味をもった失業者の中で、この線引きのどちらに入るかで明暗がわかれることもあるかもしれません。ロスジェネ心理学(熊代亨著、花伝社)が、相手からみて使えない個性なら、あってもしかたない個性だと指摘したのを思い出しました。これは、人間に限ったことではないでしょう。同じく朝日新聞デジタルにおととい出た記事、長野)飯山駅ホームの鐘楼 新たな願いこめ新駅に移築によれば、北陸新幹線の開業で、90年以上前につくられた飯山駅の「寺社のようなたたずまいが特徴」の駅舎は取りこわされて道路にされ、一方でそこにある鐘は、大みそかの「例年400人を超える人気」もあってでしょうか、新駅に移ってまた活躍するそうです。ちなみに、この記事を書いた山田雄介という記者は、記事が出て半日後に、新宿3丁目の路上でしつこい勧誘を行い、逮捕されました。