生駒 忍

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クロナッツ・バーガーと精神保健福祉士の分裂

きょう、八重山毎日新聞のウェブサイトに、障がい者自立を支援 石垣市という記事が出ました。漠然としていますが、「相談センターが開所」も記事タイトルに入ると考えれば、見えやすくなります。

「市役所障がい福祉課前」で撮影された写真で、看板を見せる二人が、違った大きさであるために、距離感が少しつかみにくいように感じます。エイムズの部屋の逆でしょうか。また、後方の職員が、また別の方向を向いて直立した姿なのも、ふしぎな光景です。こちらに向いていれば、撮影のためにという見え方ですし、座ったり歩いたりしていれば、お仕事の最中に見えますが、どちらでもないのです。

「同課では保健師や精神保健師、障がい福祉士が配置されているが、実務経験のある臨床心理士の常駐が課題」とあります。毎年、受験者の6割が新たに臨床心理士となっていきますが、すでに「実務経験のある」人がほしいようです。同業者から見ると、心の底から共感するところでしょうか、それとも、離島なのにぜいたくを言うなと腹がたつところでしょうか。また、見かけない資格名のようなものがあるのが気になります。「精神保健師、障がい福祉士」は、精神保健福祉士を、名前が長いので二つにわかれるイメージで誤解したのでしょうか。前半には保健師が、後半には民間資格の知的障害福祉士が混ざったように見えます。日本人はいろいろなものを混ぜあわせて新しいものをつくることに抵抗が小さいといわれ、ここ石垣ではチャンプルーと言うところだと思いますが、何でも混ぜればいいというものでもありません。そういえば、日本では今になって急に知名度を上げているクロナッツですが、COURRiER Japon 2013年11月号(講談社)によれば、カナダではこれがさらに「クロナッツ・バーガー」へ発展して、ところがおなかをこわす人が続いて、販売中止になったそうです。