きょう、けあNewsに、奈良県、介護講座「介護保険制度の仕組み」を開催という記事が出ました。
内容は結局、記事の最後にリンクのある、奈良県の発表からのリライトです。「奈良県健康福祉部長寿社会課が講師となって説明」とあるのも、発表からのそのままです。それでも、ややニュアンスを変えたところもあります。受講の申し込みについては、「その際は、住所、氏名、電話番号を必ず連絡することとしている。」とあり、個人情報が必須であることが強調された印象です。また、「なお、参加する人は、資料代として300円徴収されるという。」、ここだけ距離をおいた表現で、お金をとられるネガティブな感じが出ています。こうなると、無記名のリライト記事であっても、その人が書いたものとしての何かがあらわれますし、創作性のある自分の著作物だという感じ方も強まるでしょう。予想どおりに不合理 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」(D. アリエリー著、早川書房)にも登場する、イケア効果を思い出しました。イケアのようなお店にある組み立て式の家具は、誰が組み立てても同じになりますし、そうでないと困るのですが、自分で組み立てると愛着が出て、ぐっと価値のあるものに思えてくるのです。