生駒 忍

記事一覧

福祉研修会の定員とiPhoneのガラパゴス化

きょう、釧路新聞のウェブサイトに、障がい者虐待シンポに300人/釧路という記事が出ました。本文が2文のみで、すぐ読めます。

このイベントの「定員」は、どういうものだったのでしょうか。釧路市のウェブサイトで、釧路市障がい者虐待防止センター研修会、つまりこのイベントのページを見ると、対象のところに「市民、障がい者支援関係者 200人」とあり、申し込み方法には「申し込み受け付けの締め切り日は15日(水曜日)としていますが、定員に達するまで受け付けしていますので、お問い合わせください。」とあります。これらからは、200人でそこまでとするように思えます。ですが、今回の記事には、「定員より100人ほど多い約300人の介護関係者らが集い」とあります。多少のはみ出しではなく、結局は1.5倍も入場を認めるのでしたら、定員の意味がわからなくなります。主催者に無理を通した力の存在をほのめかすために、こう書いたのでしょうか。ガラパゴス諸島の上陸者数制限のような、決めた数をぴったり境目にして損害の有無が変わるわけではないようなもののルールは、杓子定規に守らなくてもよいだろうと、特例を要求されやすいものです。ですが、消防法施行規則1条の3とのからみも心配です。

そういえば、ガラパゴスで思い出しましたが、J-CASTにきょう出た記事、日本人はなぜこんなにiPhoneが好きなのか ユーザーのITリテラシーが低いから?が、興味深いものでした。自分はガラケー利用者よりも進んでいるという意識の人になじんだ面のあるiPhoneが、ユーザーのITリテラシーの低さと対応していたり、日本だけiPhoneだらけで、世界から浮く「ガラパゴス化」させてしまったりとは、皮肉なものです。