生駒 忍

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理研研究員が高級外車で釣って性犯罪の容疑

きょう、YOMIURI ONLINEに、理化学研究所の専任研究員、強制わいせつの疑いという記事が出ました。東原子分子物理研究室の研究員が、知人への性犯罪の容疑で逮捕されました。

犯行現場へは、「「自分の車を見てほしい」と言って駐車場まで連れて行った」そうです。自慢の車だったのでしょうか。テレビ系のメディアの報道では、TBS News iの強制わいせつ容疑で理化学研究所の研究員を逮捕、テレ朝newsの理化学研究所の研究員 外車に連れ込みわいせつ行為とも、「高級外車」と言っています。

外車が自慢やアピールになるのかどうかは、意見が両極端にわかれそうな話題ですし、性差、文化差も大きいと思います。CARトップ 2013年5月号(交通タイムス社)には、日本ではフェラーリでよろこぶ女性は少数派で、これは海外から見ると異常だとの指摘があります。J-CASTにきょう出た記事、「成人式」ギャルの楽しみは「同窓会」 JC時代と別人の男子同級生をチェックに「高級車のキーをわざと目に付くところに置いてアピール」はNGとあるように、日本人はつつしみを美徳とするのです。黒いマナー(酒井順子著、文藝春秋)は、「ポルシェに乗っている男はたいてい格好悪い」といいます。ポルシェではなく、乗っている男がです。そして、車のよくわかる男性からも、同様の指摘があります。決定版 女性のための運転術(徳大寺有恒著、草思社)は、かっこいい車の運転席の男はかっこ悪い、車に負けるのだと断じています。

それで思い出したのが、「ご乱心」の陶芸家、細川護熙です。週刊新潮 1月23日号(新潮社)では、「じゅじゅ」のママだった春日雅子が、フェラーリに乗るのが夢という細川にフェラーリを貸しあたえ、細川が東京へ出るときに、春日に300万円を払ったことにした領収書で細川のものにされたと書かれました。肥後細川家当主で陶芸家なのに、フェラーリが夢で、その夢を手にしたやり方にもがっかりしますが、FLASH 1月28日号(光文社)では、参議院議員時代の秘書が、「あの人は“お殿様”といわれるわりに、俗っぽいところが昔からありました。」と明かしていますので、そういう人なのでしょう。