生駒 忍

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スタバが今ごろ鳥取出店へとうごきだした理由

きょう、47NEWSに、スタバ、空白の鳥取進出を検討 14年度にも全国出店達成へという記事が出ました。共同通信の配信です。

おととい書いた島根県2店舗目のスタバの記事で、鳥取県はいまだにスターバックスが1軒もないと書きましたが、ついに1軒にはなる見こみがたちました。あるいは、もし複数軒が同時にオープンしたら、一気に島根への追いつき、追いこしも夢ではありません。正しい太鼓のもち方(トキオ・ナレッジ著、宝島社)は、「地元にスタバができた時以来の感動です」を、よろこびの表現として提案しましたが、鳥取県民には、もうしばらくでその感動がやってくるのです。あるいは、検討がはじまっただけで、もうよろこびでいっぱいでしょうか。それとも、ストレンジ・シチュエーション法でのCタイプのように、遅すぎる、もういらないなどと、へそを曲げる人も多いでしょうか。

気になったのは、今さらの出店検討開始の理由です。「中国地方最高峰の大山をはじめ観光地も多く、集客が見込める」と考えたようですが、観光地としての集客は、最近伸びたわけではないですから、最後まで残してあることとはなじみません。また、「昨年9月、店舗数が千の大台に乗り、全国出店の達成が次の目標」とは、わかりやすいですが達成のメリットがよくわからない目標です。国内だけで1万6千店以上をもつセブンイレブンも、店舗検索ですぐわかるように、島根にはあって鳥取などにはないままですが、全都道府県に出すことには関心がないようです。しかも、あと1軒出せばすぐ達成できるものを、ずいぶんと延ばしているようですので、目標なのに目ざす意欲があまりなさそうにも見えます。先々まで考えて慎重を期しているのか、目標がみだれて迷走に近い状態なのか、判断しにくいところです。前にきゃりーぱみゅぱみゅインタビューの記事でも書きましたが、スタバについても、長期戦略をどう考えているのか、関心があります。そういえば、建築家の松原弘典は、海外で建築を仕事にする 世界はチャンスで満たされている(前田茂樹編、学芸出版社)で、「あらためて振り返ってみても、今までの自分は安定や長期的展望に立ったライフプランに乗らず/乗れずに生きてきた。」と書いています。きょう、その松原の3回目の逮捕の報が入りました。