きょう、YOMIURI ONLINEに、医療費助成、20歳まで拡大へ…茨城・古河という記事が出ました。古河市の条例改正のうごきを取りあげています。
気になったのは、「北海道の南富良野町は、学生、専門学校生に限り22歳まで助成しているが、隣接する栃木県野木町では18歳までが対象で、20歳までの引き上げは全国的に見ても異例だ。」という一文です。南富良野町を持ちだして、全国トップにはおよばないが異例ではあるといいたいのと、がんばっているとなりの自治体も超えることをいいたいのと、両方をとろうとしたために、比較の枠がゆれて読みにくく感じます。あるいは、その前にもう、茨城県内では助成範囲がどうなっているか、自治体数を数えて示していますので、そこから直接、じゅうぶん異例だという展開でもよかったのかもしれません。Xイベント 複雑性の罠が世界を崩壊させる(J. キャスティ著、朝日新聞出版)に、「どの程度異例なのかは文脈に左右される」とあるのを思い出しました。
この延長には、年に6000万円がかかる見こみだそうです。菅谷市長は、「古河市を生活の場に選んでもらうため」の差別化だといっていますが、これが実現したら、どのくらいの効果があがるでしょうか。先ほどのXイベントには、「異例さと影響はまったく別のこと」とありますが、今後を見まもってみたいと思います。