きょう、わかやま新報のウェブサイトに、有功に高齢者2施有功に高齢者2施設竣工 紀伊松風苑という記事が出ました。ミニマルミュージックを思わせるサイケな感じのタイトルが、注意を集めるだけなら有効ですが、ふつうの読者には歓迎されず、記者のほうが注意されそうな気がします。
内容は無難なのですが、「小規模多機能型ホームは、デイサービス、宿泊、ヘルパーの3つのサービスを行う施設。」とあるところが気になりました。デイと宿泊に対して、「ヘルパー」はサービスのよび方としてはなじまないように思います。デイサービスに近い表記として「ホームヘルプ」、宿泊に近い表記として「訪問」、どちらかに寄せたいところです。また、「小規模多機能型ホーム」というのも、あまり使われないよび方です。事業ないしはサービスに対しては「小規模多機能型居宅介護」、その施設に対しては「小規模多機能ホーム」と使いわけることが一般的なところを、ここでは施設形態を指すのに、なぜかわかりませんが「型」をはめてしまったようです。そういえば、Visual C++.NET逆引き大全500の極意(岩田宗之著、秀和システム)というぶ厚い本に、「Tという箇所には、何だかわからないけれど何かの型が入り」という表現があります。