生駒 忍

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認定心理士をとって77回大会に参加した方

コミュニケーション・ホーム喜舎 生利喜佐男のブログという、名前そのままのブログがあります。きょう、そこに、第77回日本心理学会に参加して考えたことという記事が立ちました。

冒頭に、「昨年1年間大学へ通い、心理学の全講座を受講し、認定心理士の資格を得たことでこの学会の参加資格が得られた次第です。」とあり、誤解をまねく書き方になっています。今回大会を含め、日心大会に参加資格は特にないはずです。日心の会員でない場合にはやや参加費が上がりますが、特段の参加障壁であるとは思えません。非会員は予約参加申込みができないと誤解している方もいそうですが、連名発表者となることで問題なく可能です。ここで「この学会の参加資格」というのは、大会ではなく、学会本体への入会のことを指したつもりなのでしょう。日心は名前の通り学会なのですが、正会員入会審査規程を見ると、心理学の研究に関与していない個人の入会ルートもあります。それが、ひとつはこの方が利用したと思われる規程2(1)で、もうひとつは2(3)での「卒業後2年以上心理学に関連する」「業務に従事している者」です。研究者以外には入ってほしくないと考える方もいると思いますが、財政的には、会費を納める人が多いにこしたことはありませんので、研究者でない人にも学会を支えてもらえるのは、ありがたいことだともいえるでしょう。

学会、ないしは学界の中にいても、外から関心をむけている人もたくさんいることを、忘れないようにしたいものです。それに関して、特に心理学の場合には、学界のまん中を行く研究よりも、視点にしても手法にしても離れぎみなもののほうが、外からは受けがよいように感じることがあります。先日、一部で話題になった、日本心理学会で個人的に興味を引いた研究発表10という個人ブログ記事でも、そのあたりを再認識しました。私には、ふとんという学部生のツイートもうなずける一方で、あの電話帳の中から、外の人の興味をひいて、学界の外の知識で読めて、少しでもコメントできるものを抜くと、これが自然なのも理解できます。やや心配なのは、この記事へのアクセスが伸びたことによる、その後です。きょう、泡沫ブログがうっかり100はてブ獲得すると色々変わるし色々狂うという記事が立ちました。これは企業レベルのお話なのですが、『磯野家』のあとしまつ(内山幹雄著、こーりん社)を思い出してしまいます。