生駒 忍

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「心理学から探る人間の心のルーツ」全3回

来月9日から、宇品カレッジⅠ期「心理学から探る人間の心のルーツ」がはじまります。県立広島大学と宇品公民館とが連携して開催します。先月、ちょうどこの担当講師の方とお話ししたときにも出た話題でしたが、県立広島大学だと伝えても広島大学だと思われがちで、再度強調するのだそうで、こちらは会場から連想するとわかりやすいように、県立のほうです。

全3回の講座で、タイトルからみると、進化心理学のお話のように見えますが、それは最終回、3回目に取りあげる予定になっています。2回目が個体発生、3回目が系統発生で、1回目はというと、心理学の発生、心理学史や心理学論になるようです。心理学の「主要な3つの立場の考え」、何と何と何なのか、わかりますでしょうか。また、ちらしのつかみの文章に、心について、「私たち人間を助けてくれると同時に苦しめることもあります。」とあって、人間と心とを別ものと位置づける立場がうかがえて、特徴的であるように思います。臨床心理学 13巻4号(金剛出版)の臨床ゼミのコーナーで、「私」と「脳」とを別ものとしてとらえることの是非が論じられていたのを思い出します。