1、バーンアウトは、職務への献身的な努力を続けてきた人が、あるところで燃えつきたかのように無気力や虚無感におそわれる現象です。終わりが見えてくると課題への意欲が高まることは、終末努力と呼ばれます。
2、Super, D.E.の5段階の最後は、職業的活動からは距離をとり、余生へと適応していく、下降段階です。
3が正解です。McGregor, D.の著書、企業の人間的側面(産能大学出版部)は、「権限行使による命令統制のX理論」として、強いられないとはたらかないという人間観と、自己実現を目ざしてすすんではたらくととらえるY理論とを論じました。自己実現については、問65解説も参照してください。
4、失業者の定義とは異なり、就労意欲の有無は直接には問われません。また、若年層で大きな割合を占める学生は、意欲の有無に関係なく、NEETに含めません。ちなみに、わが国の統計でNEETとされる場合の、35歳未満という上限は、この概念の起源であるイギリスなど、海外の感覚から見るとかなり高いようです。