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問5 主観的健康感と生命予後

主観的健康感については、英語ではsubjective health、self-rated health、self-perceived healthなどさまざまに表現され、わが国では「健康感」と「健康観」との書きわけがはっきりしないなど、シンプルな考え方なのに、ややややこしい用語です。

1、定量的に測定するのであれば、主観量ですのでむしろ、質問紙以外でというほうがむずかしいでしょう。逆に、質問紙で容易に把握できますので、厚労省の国民生活基礎調査など、大規模調査でもよく測定されています。

2が正解です。健康だと思う人ほど、実際に健康でいられるのです。なお、アラメダ郡調査は、問57解説で取りあげた「七つの健康生活習慣」をみちびいたことでも有名です。

3、客観的な健康指標とある程度連動して変動します。また、首尾一貫感覚(SOC)は、自身の人生や生活世界に関する感じ方で、主観的健康感と相関はあっても、まったく別の概念です。

4、一般には逆で、主観的健康感を高める、ないしは低下をおさえることがより適応的ですので、健康教育で重視されるポイントとなります。