きょう、music.jpニュースに、新年度の前に「インサイド・ヘッド」を見て自分の心と向き合ってみようという記事が出ました。
「ディズニー・アニメ「インサイド・ヘッド」」というキャプションの画像があります。ディズニーでもアニメでもなく、ヘッドではあるという程度のもので、原題にはheadがないことを考えるとアウトかもしれません。Amazon.co.jpでとても評価の高い、キッズヘルメット プリンセス Sサイズのようなものでもなく、とてもシンプルです。写真ACのヘルメットに、ガウスぼかしなどをかけたもののようです。
「心理学者からの指導も得て作られたというこのストーリー、脳内で起きている“感情”や”記憶”が、どのように映像化されているかも見どころだ。」とあります。心理学検定 公式問題集 2016年度版(日本心理学諸学会連合心理学検定局編、実務教育出版)でも触れたように、心理学者なら誰でも知っている心理学者が、アドバイザーとしてついた作品です。「ただ、「カナシミ」の役割が何なのかだけは謎だったけれども…」、ストーリーの核になるこの設定にも、心理学らしい角度を感じます。「司令部から遠く離れた"記憶の島”へ」、認知症や解離性健忘での島状の記憶を連想します。あるいは、精神分析統合理論(新田信也著、ブイツーソリューション)やダイジェスト版 精神分析統合理論 「自由と希望」の方法論(新田信也著、ブイツーソリューション)は、島状の断続的な記憶が、フラッシュバックにかかわるとします。