生駒 忍

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形骸化した日本の左翼の罪とソ連の対日工作

きょう、NEWSポストセブンに、日本の右傾化 左翼が夢物語ばかり掲げたからとウォルフレン氏という記事が出ました。

「白井氏は「日本の右傾化」について強い危惧を示していたが、私はそれを許した左翼の罪が大きいと考えている。戦後日本では左翼が理想論ばかり唱えて現実的な対案を出せなかった。」、「ひたすら平和を唱え、国民に対して「戦争はダメだ」「軍隊を持ってはいけない」というだけで、議論を深めようとしなかった。」、手きびしい批判です。右傾化を事実ととるかどうか、立場の異なる考え方ですが、SPA! 2月10・17日号(扶桑社)で城繁幸が、「左派の堕落と形骸化」を問題の本質としたこととも対応します。

「少しでも軍事力を持てば日本が戦争に突き進むという考えは、日本を一人前の国家と認めていないに等しい。」、ソ連の対日工作を連想させるところです。産経ニュースにきょう出た記事、ソ連の「中立化」戦術が奏功 政界・メディアを籠絡 闇の司祭・コワレンコは元朝日記者と「兄弟分」だった…には、「ソ連にとって中立化とは傀儡政権を作るという意味だ。」との指摘があり、「一人前の国家」でないようにしたい工作が入っていたのです。