生駒 忍

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こころの中の天使と悪魔と「やすらぎの妖精」

きょう、コミックナタリーに、天使と悪魔の一見壮大な戦い!? JKの内面描く葛藤コメディ「戦争劇場」1巻という記事が出ました。きょう発売の、戦争劇場 1(土星フジコ作、小学館)を紹介するものです。

「「戦争劇場」は女子高生るりの心の中で戦う天使と悪魔の攻防を、一見壮大に描くギャグマンガ。」です。行きすぎるところで笑いをとる作品のようですが、擬人化表現としては古典的で、しかも今でも、いろいろなところに見られます。心理療法的にも活用できて、ワークシートでブリーフセラピー 学校ですぐ使える解決志向&外在化の発想と技法(黒沢幸子編、ほんの森出版)の47ページには、かわいらしい天使と悪魔とが登場するワークシートが登場します。

対決の構図ではなく、一方のみが現れるパターンも、よく見られます。月刊「ヘルメス・エンゼルズ」 No.221は、なまけ心に対応するのは悪霊だとして、戯画的な悪魔の姿で飛ぶ姿を載せました。一方で、わたしのウチには、なんにもない。 2(ゆるりまい著、エンターブレイン)は、ついさぼってしまうことには、「やすらぎの妖精」がかかわっていると考えます。その妖精が、「魔物」に化けるのだそうです。