きょう、産経ニュースに、「女の存在に苦しんだ」栩内被告 売人は「渡したのはポテチやポッキー」 混乱するASKA事件公判という記事が出ました。URLからは10月31日の記事のように見えますが、10月21日午後の2件の公判を取りあげたものです。
「被告の揺れ動く心の内」とあるように、無罪の主張はそのままで、知らないうちに薬物を使われたように見せてきたのを、メールの件は「実際には何もされていない。ASKAさんの反応を見るためにカマをかけた」、使われた可能性も「そんなことをする人ではない」と、変えてきました。一方で、かばう方向に徹したいわけでもなさそうで、「自分以外の存在にも言及があった。ASKA氏にはモデルをしている愛人が存在したという。」と、さらなる暴露が続きます。その愛人は「出会ったころからの悩みの種だった」そうです。そういえば、エンタミクス 2014年10月号(KADOKAWA)では、中西美帆が、「この世で最も怖いのは、人の心の変化や、恨み、妬みの感情だと思うんです。」と言っていました。
薬物の入手ルートのほうも、無罪の主張はそのままで、ゆれています。MDMAではなく「(渡したのは)ポテチです。お菓子を渡しただけ」と言いだし、これは弁護人との打ちあわせと一致しない主張のようです。そうだとすると、ポテトチップスにずいぶん高いお金をはらわせたようです。
それで思い出したのが、DMMニュースにきのう出た記事、水樹奈々コラボ第6弾も「ポテチ大量放棄」再発を危惧する声です。またも、ポテトチップスに大きなお金をつぎ込む人が出てきそうです。5が月前に起きた、「6月10日にライブ応募券が付いたポテトチップス約1000袋、約200kgを不法投棄したとして、会社員の男が逮捕される事件」の再来だけは、あってほしくありません。応募方式の変更はあっても、先月からアクリルアミドの発がん性が話題になっていますので、そもそも買うなとは言いやすくなった一方で、全部食べなさいと強くは言いにくい要因も加わりました。こういう売り方自体が根本的に否定されるべきといえばそれまでかもしれませんが、対策しにくい問題です。
対策しにくいといえば、産経ニュースにきょう出た記事、女子高生は自殺した 「レスキュー隊呼んどけ」と同級生から脅され、身体特徴を揶揄され…獰猛「LINEいじめ」、学校も親もついてゆけずに、LINEでのいじめは「把握は一層難しく、自治体や学校では対応し切れていない」、「文科省は「周囲から確認するのが難しい」と説明」、「女子高生の自殺があった熊本県教委の担当者も「LINEいじめへの対策が追いついていないのが実情だ」」とあります。大人が知らない ネットいじめの真実(渡辺真由子著、ミネルヴァ書房)にはすでに、携帯電話の子どもへの普及の問題として、性にかかわる不当な要求が、家にいても家族が気づかないところで次々に加わり、あっという間に自殺に追いこまれた男子生徒の事例がありましたが、本質的なところは対策できそうにありません。「声を出して会話するコミュニケーションよりも、LINEの書き込みによるコミュニケーションがメーンになっている子供もいるという。」とあり、これは危険要因と思われます。あすまで開催中の日本教育心理学会第56回総会の、きょう午後にあったポスター発表、高校生のLINE使用と,いじめ,友人関係,心理面との関連 ―仲がよい3人の友人とのコミュニケーションに着目して―では、「仲のよい友人とのコミュニケーションが対面で少なくLINEで高い群が,他のどの群よりもLINEいじめの加害者となりやすい」ことが報告されました。また、そのとなりのポスター、高校生の睡眠に関する研究 ―スリープマネジメントの視点から―では、「寝るときは携帯電話を枕元から離す(または電源を切る)」のは、がんばってもできそうにないことのワーストのようでした。