生駒 忍

記事一覧

安藤美姫の「第三の男」と救われたモロゾフ

きょう、Business Journalに、安藤美姫、未婚出産の父親として、フィギュア界で囁かれる“第3の”日本人?という記事が出ました。

「“第3の”日本人」といっても、どちらが1でどちらが2かは知りませんが、モロゾフは日本人ではありません。不必要に日本人とは書かずに、ふつうはこういう場合、「男」くらいにしそうなものですが、それでは他人を替え玉で死なせて身をかくした闇の売人のようで、重すぎると考えたのでしょうか。あるいは、命果てるまで(ユニコーン)を連想する人は、やや遠いですのであまりいないとは思いますが、ショーとラブホテルという重ねあわせも、安藤のこの話題には、何だかえげつない気がします。

正直なところ、内容はさほど新しいことでもないように、私は感じました。「スポーツイベント会社社長のA氏(仮名)」のことは、「A氏といえば、モロゾフや南里とともに「父親ではないか」とかつてから一部で報じられてきた人物だ。」とあるように、テレビではいまも言えないようですが、あちこちでもう知られているとおりです。もちろん、モロゾフも南里も父親でない可能性は、Business Journalに1年4か月前に出た記事、安藤美姫出産告白、父親はモロゾフ?南里?公表されないワケ…モロゾフ中絶依頼説もにもすでに書いています。J-CASTの記事、錯乱? あの東スポに“マジレス”の安藤美姫、いったい何が起こったのかにあるように、安藤側がそこだけ否定に走った迷走も、ずいぶん前のことのような気がします。新しいのは、「最近見た人によると、娘さんの顔がはっきりと日本人の顔つきだった」、「「顔つきが日本人」という情報は関係者の間に広まり」といったところです。これでモロゾフのほうは、何度否定してもうたがわれ続けた大迷惑から抜けられそうです。大迷惑(ユニコーン)では、「誰が僕を救ってくれるの」と歌われましたが、ひどい迷惑から救いだしたのもまた、うたがいを呼んだ子どもだったのでした。

「10月には自身初の写真集となる『My Way 安藤美姫写真集』(集英社)が発売され、安藤の貴重なプライベートショットも収められているという。」という書き方ですが、もう11月ですし、発売からもう1か月以上が過ぎています。おとといに放送されたテレビ番組の話題も登場しますので、掲載までに日にちを要した原稿とも思えません。そこには興味がありませんという意思表示でしょうか。

そのテレビ番組で、安藤は、「娘にもフィギュア選手になってほしいという気持ちを語った」そうです。もちろん、日刊ゲンダイのウェブサイトに1か月前に出た記事、桑田真澄ジュニアがプロ志望届 スカウトが一笑に付した実力のようになっては、両親が悲しみますので、「安藤自身が実現できなかった五輪金メダル獲得という夢」が期待されるでしょうし、そのため力がつき果ててしまうかもしれません。あるいは、「娘が果たす日」は、「果てる」の他動詞としての「果たす」ほうになるかもと、心配なところがあります。大沢樹生・喜多嶋舞の長男のようになって、父親のことを洗いざらい話したら、タレント活動で食べている安藤は、大迷惑どころではなくなるでしょう。