生駒 忍

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鈴木杏のインタビューと火気厳禁ステッカー

きょう、チケットぴあのウェブサイトに、ナイロン初出演で鈴木杏が見せる新たな顔とは!?という記事が出ました。

ぴあでチケット販売中の舞台に関連しての、鈴木杏へのインタビューが中心です。ですが、舞台の内容については、ほとんど語られません。あの作者なので心配はしていませんが、秘密主義で期待をあおっておいて、ふたを開けたらあの評判で、だから秘密主義にこだわったのかと、別の理由で納得された大日本人(松本人志監督)を思い出してしまいました。

「勉強し過ぎだからと、蜷川(幸雄)さんから観劇禁止令も出たくらい(笑)。」だそうです。失敗した人ほど上手になれる料理の本(小林まさみ著、文化出版局)は、「調味料のそろえすぎは失敗のもと」としますが、すればするほどよいはずの勉強の、行きすぎを止められるとは、相当な勉強家です。ですが、禁じられるとかえってということもあるでしょう。心理学の用語のように思われていて、教科書にはまず出てこない「カリギュラ効果」になるでしょうか。音楽を愛でるサル なぜヒトだけが愉しめるのか(正高信男著、中央公論新社)の、反応制限説を思わせる「ポケモン実験」の結果もそういうものでしたし、Coma, Period. Episode 2も、そこでシンプルに笑いをとります。

そういえば、きょうの毎日新聞朝刊のアサッテ君の1こま目は、「火気厳禁」でした。あれを表示するステッカーの起源は、ご存じでしょうか。大化社のウェブサイトには、「ガソリンスタンドには必ず貼ってある「火気厳禁」など4種の法定看板ステッカーは小社が開発しました.」とあります。おととい、その大化社のウェブサイトが、ひさしぶりに更新されました。火気厳禁のステッカーの紹介には、「50年の信用と実績:」と、「塗装職人さんたちの声に耳を傾け,貼りやすい現在の形になりました.」とが追記されました。

ですが、大化社という社名は、私のまわりの、ステッカーにもスーパーブラストシステムにも興味がない人にも、意外になじみがあるはずです。日本認知科学会の活動に、ここの所属の方が、かなり力を発揮しているためです。教育機関とも学術研究機関とも思えない所属自体は、そうめずらしいものではありませんが、学会の重要な位置にというのはあまりなく、目だちやすいのです。ほかに、私が入っている学会で思いつくところとしては、日本子ども学会の木下編集事務所などもあります。