きょう、SHIKOKU NEWSに、百十四銀新入行員、老人福祉施設でボランティアという記事が出ました。
学校ではなく、銀行のボランティア実習です。「絆や思いやりの心の大切さ」なら、ほかでも学ぶ機会はいろいろありそうですが、すでにわが国の人口の4分の1は高齢者、しかも金融資産は世代間での偏在が強いですので、高齢者とのかかわりがだいじなお仕事です。なぜこんなに生きにくいのか(南直哉著、新潮社)には、「使い道の思い浮かばないお金など、さして必要ではないのです。」とありますが、そういうお金こそ、銀行の好物なのです。
「特別養護老人ホーム一宮の里(田中元施設長)」あるのを見て、前の施設長がしりぞいて、まだ後任が決まらずにいるのかと思ってしまいました。おそらく、田中が名字、元が名前なのでしょう。「田中元」という介護関係のライターがいて、最近では介護の事故・トラブルを防ぐ70のポイント(自由国民社)を出しましたが、同一人物、あるいは親戚でしょうか。一方で、田元や中元なら、それなりに見かける名字ですが、田中元という名字がありそうには感じません。3文字も「元」もよく使う奄美にもなさそうです。「田中」の2字でのまとまりが強いですし、3文字あると名字2字と名前1字との、あるいは中華風に1字と2字とでもいいですが、フルネームに見えるのです。
それで思い出しましたが、早稲田大学 文化の杜の「文化の扉」の中に、学生編というコンテンツがつくられたようですが、文化構想学部、文学部とも、今のところ「○○○さん」ばかりです。○の数から、ここは名字だけではなく、フルネームで入れたい考えのように見えるのですが、どうでしょうか。