日本臨床心理学会という団体があります。会員数では日本心理臨床学会の数パーセント程度の、小さな団体ですが、日心臨よりも歴史は古いです。日本語版ウィキペディアの、あの心理系の記事の充実度の低い環境の中で、単独記事がつくられている10あまりの心理系学会のひとつでもあります。
その日本臨床心理学会の記事が、きのうからきょうにかけて、大規模な加筆を受けました。更新にリアルタイムで出くわして、快哉をさけんだ方も、あきれてしまった方も、いるのではないかと思います。
更新内容を見れば、どういう立場からの加筆なのかは、ひと目でわかります。ひまな愉快犯でもない限りは、日臨心デコを思い浮かべざるをえません。わが国の心理系のブログの中で、特定の現実的問題に関する批判的な主張がくり返されているところとしては、基礎系ではまた別の個人ブログがありますが、臨床系ではここがトップだといえます。
一連のウィキペディア記事の更新はすべて、うぶすな まことという新規ユーザによるものです。このユーザは、10(火)にアカウントを作成し、12(木)の夜に最初の更新を行いました。その後、少しおいて、きのうの夜から、活発な活動をみせています。ウィキペディアのルールを知らないのか、知っていて無視しているのか、どちらなのかはわかりませんが、{{複数の問題}}の出番になるような書き方がされています。