出題解説

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問70 健康心理学で用いられる質問紙

1、GHQはGoldberg, D.P.が開発した、心身の健康状態をとらえる質問紙です。原版は60項目で、目的に応じて30、28、12項目の短縮版もつくられています。

2、BDI-Ⅱは21項目からなる抑うつの評価尺度です。認知処理様式のかたよりや習得度を検討できる心理検査にはKABC-Ⅱがあり、こちらは個別式知能検査です。

3、EAT-26は摂食障害傾向をとらえる質問紙です。名前のとおり、26項目からなります。なお、一般に、心理検査のアクロニムの後ろに数字がつく場合、ローマ数字ならその検査のバージョンを、アラビア数字なら項目数を表します。

4が正解です。SF-36は、8種の下位尺度から、健康関連QOLを包括的に測定します。現在は改訂版であるSF-36v2が用いられているほか、短縮版もあります。