出題解説

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問64 ポジティブ心理学の研究者

1は、フロー体験や内発的動機づけの研究で知られ、ポジティブ心理学の主要な研究者のひとりです。フローについては、問68解説を参照してください。

2は、イヌの唾液分泌の実験から、後に古典的条件づけと呼ばれる現象を見いだし、体系化した生理学者です。後年には、実験神経症の研究にも関心を向けました。

3が正解です。イヌを被験体とした学習性無力感の実験を行い、これをヒトに拡張した改訂LH理論はうつ病の説明モデルとして、Abramson, L.Y.らの絶望感理論へと発展しました。一方で、アメリカ心理学会の会長として、1998年の講演で「ポジティブ心理学」の取りくみを呼びかけたことが、この分野の急速な発展につながりました。ちなみに、ポジティブ心理学の挑戦 “幸福"から“持続的幸福"へ(M.E.P. セリグマン著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、ポジティブ心理学のはじまりにつながった、数奇なメールと大金との出会いから書きだされています。

4は、自己評価などで現実よりも肯定的な方向へとバイアスがかかる現象である、ポジティブ幻想の研究で知られています。ポジティブ幻想も、ポジティブ心理学の主要な研究テーマのひとつです。