出題解説

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問19 依存性薬物と薬物乱用

薬物乱用は、わが国ではよくおさえられているとはいえ、手ごわい問題であり続けています。麻薬・覚せい剤乱用防止センターによる啓発サイトを示しておきます。

 薬物乱用防止「ダメ。ゼッタイ。」ホームページ

1、Freud, S.が手を出したのは、コカインです。患者にためすほか、自己使用もしていました。当時はまだ、ヘロインは流通していませんでした。

2、薬物事犯、特に覚醒剤事犯は、再犯率の高さで際だっています。元アイドル、歌手、お笑いタレント、オリンピック選手まで、思いあたる名前はいろいろあることでしょう。平成26年版 犯罪白書(日経印刷)によると、平成25年の覚醒剤取締法の検挙人員に占める同一罪名有前科者の割合は、63.8%に上ります。

3が正解です。公的支援はあっても、ダルクはあくまで民間団体です。

4、わが国は、この中では圧倒的に低い位置にあります。厚労省による薬物乱用の現状と対策で、「主要な国の薬物別生涯経験率」を確認してください。