Temoshok, L.が提唱したタイプCは、タイプA-タイプBに合わせてタイプC行動パターンとも、ストレス対処の特徴と免疫系との関連に本質があるとみて、タイプC対処パターンとも呼ばれます。
1は、タイプAと関連するとされました。ただし、問6解説で取りあげたように、議論があります。
2、う歯と不安との関連の指摘はありますが、タイプCの提唱とは無関係です。
3は、心身症としての特徴を持ちやすい疾患ですが、タイプCの提唱とは無関係です。
4が正解です。タイプCは、メラノーマ患者の調査から浮かびあがり、がんと関連するパーソナリティとして知られるようになりました。Cは、cancerの頭文字でもあります。また、近年では、タイプCとAIDSの進行との関連も指摘され、免疫系との結びつきが考えられています。ちなみに、わが国では2014(平成26)年に承認されたニボルマブ(オプジーボ®)は、T細胞を活性化させてメラノーマの治療をはかるものです。