感情の末梢起源説は、中枢起源説にとってかわられたことになっていますが、後に顔面フィードバック説、ソマティック・マーカー説などが、末梢起源説的な考え方を再提出したことも、合わせておさえておきましょう。
1、この師弟が唱えたのは感情の中枢起源説で、キャノン-バード説とも呼ばれます。末梢起源説は、James, W.とLange, C.の名から、ジェームズ-ランゲ説とも呼ばれます。
2が正解です。身体反応が末梢で起こり、これが中枢へ伝えられて感情を起こすと考えます。
3、これは視床下部に感情の中枢があることを示唆し、中枢起源説側の知見のひとつです。
4、中枢起源説のほうがこの説明に適することが、末梢起源説への反証となりました。